日馬富士の熱闘10番のうち残りの5番を
ふり返ってみよう。
ふり返ってみよう。
大関時代
平成24年七月場所千秋楽横綱白鵬戦
横綱対大関による史上初の千秋楽全勝決戦で
ある。もっとも、大正6年春場所に横綱太刀
山と大関大錦が9戦全勝で対戦している。
ただし、これは時事新報社が幕内最高成績者
の額を国技館に掲げるものであった。協会
認定の優勝制度は大正15年まで待つことに
なる。
離れての突き合いから日馬富士が左上手を
取ってくいさがった。白鵬左上手取れず。
力相撲となったが、日馬富士機をみて寄って
出て西土俵寄り詰め、寄り切った。日馬富士
は3度目の優勝を初の全勝で飾った。
横綱時代
平成25年十一月場所4日目豊ノ島戦
日馬富士は横綱になって7場所目に入って
いた。豊ノ島は初日に大関琴欧洲を倒した
勢いで日馬富士戦を迎えた。立ち合い、日馬
富士左のど輪でおこして、右ざしで出る。
だが、向こう正面で豊ノ島が渾身の網うち。
日馬富士、かたむきながらも左で豊ノ島の
右すそをとってのすそ取り。豊ノ島の体は
たまらず落ちた。技師の本領発揮。日馬富士
はこの場所6回目の優勝を達成している。
平成28年七月場所13日目稀勢の里戦
稀勢の里対日馬富士の2敗同士の対戦は、
優勝へ大きく浮上する一番であった。勝負は
立ち合いの一瞬で決まった。日馬富士は素早
く両前褌を取ってくいさがった。稀勢の里の
力を完全に封じた。稀勢の里は窮屈な左を
ぬいて、上手を取りにいくところを日馬富士
は一気に出て寄り倒した。日馬富士の完勝で
あった。
平成29年三月場所13日目稀勢の里戦
稀勢の里は新横綱として初日から12連勝。
13日目に日馬富士とぶつかった。日馬富士の
速攻に稀勢の里は、土俵下へ転落して負傷。
しばらくおきあがれなかった。左肩をおさ
えて顔は苦痛にゆがんでいた。日馬富士の
集中力とスピードはすばらしかった。
平成29年九月場所千秋楽優勝決定戦豪栄道戦
日馬富士は金星4つ、豪栄道の3敗もすべて
平幕である。両者あたりあったが、日馬富士
は低く前回しのいいところをとって一気に
走った。日馬富士の完勝である。
10分後、優勝決定戦が始まった。東西ところ
を変えて再登場。熱い声援が再び湧き起こる。
両者立ち上がるや低く入った日馬富士。豪栄
道引くも呼び込んだカタチになり、日馬富士
が素早く寄り切った。日馬富士は本割、優勝
決定戦と連勝して9回目、最後の優勝を飾っ
た。
(この項目終わり)
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