賢明な読者の皆様、今年1年ご愛読誠にあり
がとうございました。今年は平成28年よりPV
が約2倍弱という結果を得られたのもご愛読
いただいた皆様のおかげです。月別にみます
と本場所のある奇数月では1月、本場所の
ない偶数月では2月が最高のPVでした。これ
は稀勢の里の初優勝による横綱昇進が大きく
影響したものだと思います。
<稀勢の里 明治神宮にて>
今年は11月に相撲界をゆるがす暴行事件が
あかるみになり、本場所を離れて大騒ぎに
なりました。こうした暴行事件は教育、指導、
躾という名のもとに、上の者が下の者に行う
傾向があります。運動部でも表ざたになる
ことがあります。こうした話題を引きずって
いるといつまで経っても土俵に還ることが
できません。十一月場所の総評はそのため、
書くいとまがありませんでした。
土俵の目撃者の特徴に写真があります。今年
も10万点以上撮影しました。稀勢の里の行く
ところは人が集まり大変でした。明治神宮は
あまりの人の多さにあいた口がふさがりま
せんでした。牛久の優勝パレードは撮影場所
をどこにするかで頭を捻りました。お蔭様で
予想以上のいい写真が撮れました。
<牛久の優勝パレードでファンに応える稀勢の里>
今年の労作は横綱10大史でした。横綱の歴史
を掘り下げるのは、かなり慎重な調査ガが
求められました。よく横綱は72人しかいない、
という言い方をしますが、横綱の意味は時代
によって異なるので同一には扱えません。
雲竜、不知火の土俵入りの型名について、
根拠がないことを指摘してきました。
<富岡八幡宮の横綱碑>
おかげ様で、そうした苦労も賢明な読者の
支えによって報われた思いです。大相撲の
問題点を探ったり、視点を変えてみたり、
興味深い記録、歴史的経緯を明らかにする
姿勢は、来年も変わらず引き継いでいきます。
平成30年も引き続きご愛読を宜しくお願い
いたします。
良いお年を。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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