8日から始まる一月場所、東関脇玉鷲から東
3枚目隠岐の海までが横綱・大関7人(場合
によっては6人)に挑む。上位に休場が出る
と西3枚目勢も入ってくる。休場者が出なく
ても同部屋対戦せずで、先場所の正代同様、
日馬富士、稀勢の里、照ノ富士と対戦する
ことが予想される。先場所、玉鷲は今までの
玉鷲にあらずの強さを発揮し、技能賞を受賞
した。一月場所では誰が活躍し、勝ち越す
のか。まず、昨年1年間の成績を見ていこう。
クラス分してある。当然幕内上位にいたほう
が対戦は増えていく。学生相撲出身で期待が
大きい力士が、正代と御嶽海である。御嶽海
のほうが1場所先に入幕しているが、成績、
横綱・大関との対戦数は正代が上まわって
いる。ただし、両力士とも横綱戦の勝利は
ない。一月場所は両力士が横綱・大関にどん
な相撲をとるか。果たして勝ち越せるか。
一月場所は正代と御嶽海にとって、今年1年
を占う場所になる。
横綱・大関戦に期待できる力士は、隠岐の海
である。隠岐の海は昨年日馬富士から3勝、
鶴竜から1勝をあげている。そのうち七月
場所は優勝した日馬富士に土をつけている。
高安の横綱3勝のうち1勝は不戦勝である。
勢は鶴竜から2勝、白鵬から1勝をあげて
いる。白鵬が関脇以下に負けたのは4敗で
あるから、貴重な勝ち星である。宝富士は
その白鵬から2勝をあげ、そのうち1勝は
白鵬が14勝1敗で優勝した三月場所だから、
価値ある勝利であった。
もう一つ表を見ていただきたい。以下の規定
にそって分類したものである。
C…横綱・大関と対戦なしまたは部分対戦
B…横綱・大関とフル対戦か1番少ない準対
戦で負け越し
A…横綱・大関とフル対戦か1番少ない準対
戦で勝ち越し
正代、御嶽海はまだB止まりである。同じ
学生相撲の前名長浜の豊山は、入幕4場所目
で横綱・大関とフル対戦して勝ち越している。
人気の勢も入幕から約5年たったが、まだ
Bの域である。Aは横綱・大関の出場数にも
よるが、毎場所1人か2人くらいしか出ない
難しく、めったにできないモノである。10人
のサムライの中で実績のあるのは、宝富士、
隠岐の海、栃ノ心である。昨年1年間をみて
も、隠岐の海が3場所、宝富士・高安が2場
所Aである。
10人のサムライはどんな相撲を取るか。展開
によっては大関を追い込む流れになるか。
一月場所を予見しているのか、冷たい強風が
吹き荒れた初日3日前であった。
寒い日はなべが美味である。
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よしなに
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