13日目は各段の優勝がほぼ決まる。序二段の宇良の対戦
相手は三段目の6戦全勝の大元。体はでかい。宇良は
大丈夫かな、不安のなか立ち上がった。相撲はまったく
危なげなく、低く見合ったなかから一気の出足で土俵の
外へ突き飛ばした。宇良は千秋楽同期の大輝と優勝決定戦
に臨む。
先場所豪栄道の思わぬ首投げで痛い1敗をきっした白鵬。
この日は豪栄道に対し、双差し腰のかまえは万全で向正面
に寄り切った。豪栄道はなにもできなかった。白鵬は同じ
ミスは繰り返さなかった。白鵬は初日・2日目こそ大苦戦
したが、徐々に調子をあげてきた。
<白鵬、豪栄道に完勝>
危険な相手稀勢の里対鶴竜戦は鶴竜が組みとめたかに
思えた。が、稀勢の里は休まず出ると鶴竜はこらえられ
なかった。もともと馬力型に分がない鶴竜。照ノ富士
になくて稀勢の里にあるもの、それはおっつけである。
<稀勢の里、鶴竜に勝利>
【名古屋情報】
七月場所は協会と中日新聞社の共催である。それだけに
ポスターデザインは他の場所とがらりと様変わりする。
群雄が白黒で迫る迫力あるポスターになっている。しかし、
よく見るとあることに気付く。それは若い伸び盛りの新
大関照ノ富士がいないのである。これはかなり早くデザ
インが決まっていて、照ノ富士の活躍が予期できまなかっ
たとしか考えられない。