2024年の優勝・次点は以下であった。次点は同点の場合は上位とし
た。
優勝 次点
照ノ富士 琴ノ若
尊富士 豊昇龍
大の里 琴櫻
照ノ富士 隆の勝
大の里 霧島
琴櫻 豊昇龍
優勝がそのまま繰り返されるとは思えない。優勝は13勝以上の成績
があげられる地力が求められる。そうなると横綱・大関陣に限定さ
れる。
横綱照ノ富士1回
関脇琴ノ若大関琴櫻2回
関脇大の里1回
大関豊昇龍1回
横綱・大関だけで5回優勝できることになる。もう1回は若い力の
大の里か豊昇龍になるかもしれない。あるいは照ノ富士が晩年でそ
の分を2人で分けて2回ずつになる可能性がある。特に豊昇龍は昨
年1回も優勝できなかっただけに燃える要素はある。
期待が大きいのは大の里である。ただ優勝の翌場所は9勝であった。
これはまだ本当の地力がついていないことを物語っていた。経験が
浅いだけに年6場所制では急速な成長とはいかない。あせらず、力
を蓄えることである。
琴櫻は去る十一月場所初優勝したことでようやくからを破った。破
ったばかりである。まだ成長途上であり、始まったばかりである。
今度は周囲の琴櫻を見る目が違ってくる。
混迷の時代を脱する1年になるか否か。すべては3大関にかかって
いる。