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優勝物語 有終の美を飾れなかった主な優勝力士 中

引き続き優勝決定戦がなく、千秋楽黒星だった優勝力士をみていこ
う。

4回千秋楽有終の美を飾れなかった力士がいる。北の湖である。大
関で1回、横綱で3回あった。
大関
昭和49年5月 13勝2敗 ●横綱輪島
横綱
昭和50年1月 12勝3敗 ●横綱輪島
北の湖が輪島に勝てない時期があった。この昭和49年五月場所から
昭和50年一月場所にかけて、優勝決定戦を含めて実に6連敗してい
る。

<北の湖>

昭和50年5月 13勝2敗 ●大関魁傑
ここまで魁傑には痛恨の1敗がたびたびあった。初優勝では唯一の
黒星をつけられた。昭和49年最終場所は本割と優勝決定戦で負けて
いる。和50年三月場所、魁傑に敗れたことによって優勝決定戦で貴
ノ花に負けて、優勝される結果を招いた。
昭和55年3月 13勝2敗 ●横綱2若乃花
昭和54年五月場所、2代目若乃花が千秋楽北の湖に敗れて全勝優勝
を逃している。これはそのリベンジとなった。

昭和55年3月 13勝2敗 ●横綱2若乃花
昭和54年五月場所、2代目若乃花が千秋楽北の湖に敗れて全勝優勝
を逃している。これはそのリベンジとなった。 

北の湖に続いた力士が千代の富士である。すべて横綱時代である。
昭和57年7月 12勝3敗 ●横綱2若乃花
昭和63年11月 14勝1敗 ●横綱大乃国
千代の富士の連勝は琴ヶ梅に負けた翌日から始まった。2場所連続
全勝後迎えた場所が昭和63年十一月場所だった。53連勝後千秋楽ガ
チンコ横綱大乃国と対戦した。

<千代の富士>

相撲関係者や大相撲通の間ではこんな 声があがっていた。千代の
富士の連勝を止める力士は、ガチンコ横綱大乃国しかいない、と。 
相撲は立ち合い左上手を浅く取った大乃国が千代の富士を半身に追
い込み、終始圧倒した。最後は体を預け寄り倒した。

平成元年3月 14勝1敗 ■横綱旭富士
14日目の大乃国戦で勝ったものの左肩関節脱臼をしてしまった。そ
のため千秋楽の旭富士戦は不戦敗になってしまった。千秋楽休場し
て優勝した力士は輪島と千代の富士だけである。
平成2年11月 13勝2敗 ●横綱大乃国
千代の富士は優勝を決めながら、再びガチンコ大乃国に苦杯するこ
とになった。

(この項目続く)

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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