三月場所新入幕優勝した尊富士は五月場所思いもよ
らず全休した。足の負傷が治りきっておらず、これ
からの相撲人生を考えたら無理をしなかった。その
結果五月場所を全休したわけだが、これによって七
月場所は十両陥落が予想される。幕内優勝者が一転
してすぐ十両力士というのは例がない。
徳勝龍は優勝6場所後十両に落ちた。徳勝龍はその後
2場所幕内に復帰したが、ほとんどを十両で過ごした。
最後は幕下で相撲人生を終えている。現在千田川親方
である。
尊富士はまだ若い。25歳である。序ノ口以降9場所
連続勝ち越しであった。惜しくも全休でストップし
た。2023年は36勝6敗で幕下トップであった。
ケガの具合もあるが、全休は勢いがストップする懸
念がある。あるいはケガの完治で、十両相手ならそ
こそこ相撲が取れるという見方もある。ケガで幕下
から再スタートした若隆景は、十両1場所目は9勝
6敗だった。2場所目14勝1敗で十両優勝した。
尊富士の七月場所番付は十両上位が予想される。尊
富士は七月場所でどういう結果を出すか。出せるか
で尊富士の今後が決まる。七月場所は尊富士の勝負
の場所になる。