大相撲

■24春初日 気になる照ノ富士の敗戦

2024年3月10日

チケットはすでに完売御礼である。15日間満員御礼
が続くことになる。コロナ後最速で売り切れた。八
角(元北勝海)理事長の協会ご挨拶でも触れたほど
である。珍しいことである。

さて、今場所最大の注目は新大関の琴ノ若である。
初日の対戦相手は熱海富士だが、落着いていた。攻
め立てはたき込みで決めた。相手がよく見えている。
一番心配だったのは角番貴景勝である。しかも相手
は朝乃山である。しかし、こちらも攻めてはたき込
んだ。

<初日を飾った琴ノ若>

無難な初日と思いきやここからが凄まじかった。宇
良の土俵際のまわり込みに豊昇龍がついていけず肩
すかしをくった。人気者宇良だけの大阪府立体育館
館内は歓声が響いた。

<宇良の肩透かしに豊昇龍敗れる>

これだけに留まらなかった。霧島が阿炎の突いての
引き落としにばったり手をついた。あっけに取られ
た一番だった。霧島のもろさが気になった。

結びは照ノ富士が絞めると思った。錦木が照ノ富士
を脅かす要素が少ないからである。まして錦木は番
付運の小結であった。しかし、相撲はわからない。
照ノ富士が攻め切れず、逆に錦木にもろざしを許し
てしまった。下から攻め立てた錦木が照ノ富士を寄
り切った。

<照ノ富士初日黒星>

照ノ富士は黒星スタートとなった。心配は序盤にも
う1敗すると途中休場するのではないか、という点
である。それほど初日の負け方はよくなかった。同
時に優勝が遠ざかるなかで気力をどれだけ維持でき
るか。気になる照ノ富士の敗戦であった。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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