大相撲

■24春2日目横綱・大関4勝6敗負け越しスタート

2024年3月11日

3月とはいえ、まだ肌寒い大阪。熱戦であったまる
かというとそうはいかなかった。

霧島は熱海富士に右差し低い体勢をつくった。左上
手が取れない熱海富士だが動かない。胸があった体
勢から熱海富士がいくぶん頭をつける体勢にもって
いった。霧島下手投げ、熱海富士来て投げの打ち合
い。両者残って、霧島下手出し投げにいかんとする
が。そこへ熱海富士がつけいり、青房下土俵に寄り
切った。

<霧島、熱海に敗れ連敗>

熱海富士は違った一面をみせた。この一番は次へつ
ながる自信の戦いになりそうである。霧島は2連敗
で苦しい展開になった。

琴ノ若は元大関朝乃山と対戦した。先場所千秋楽、
2敗で優勝争いにいた琴ノ若。千秋楽は朝乃山戦で
はと読んだが、実際は翔猿戦だった。それだけに今
日の琴ノ若対朝乃山戦の興味はつくない。

<朝乃山に敗れた琴ノ若>

相撲は朝乃山の終始圧力勝ちであった。一方的な相
撲であった。琴ノ若は後退することしかできなかっ
た。琴ノ若に課題が残った。

初日気になる負け方をした照ノ富士。2日目は宇良
と対戦した。照ノ富士は宇良の右かいなをかかえ力
尽くで、そのまま土俵下にふっとばした。似たよう
な相撲は先場所にもあった。宇良はこうした相撲を
取られない工夫が必要である。照ノ富士はもろざし
を許さない取り口が求められる。

<照ノ富士、宇良をふっとばす>

横綱・大関はここまで4勝6敗である。いささか負
けすぎである。誰かが抜け出さないと横綱・大関の
面目は丸つぶれになる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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