大相撲

■24春3日目 調子を上げてきた照、気になる貴

冷たい雨がふりしきる大阪。普段なら外出は控える
ところだが、大相撲があるなら話は別である。台風
のときも雪のときも国技館に通った。館内に入ると
いつもより出足が遅いが、幕内にはいると満員にな
った。

●大関霧島対宇良
霧島は宇良をうまく攻めた。攻め合いからいなして
宇良を土俵際に追い詰めた。だが、宇良は驚異の粘
りで突き落としで逆転勝利した。宇良の機敏さ、粘
りはすばらしい。人気も重なり館内はどこも大盛り
上がりとなった。

<霧島、宇良に逆転負け>

反面霧島は3連敗となった。うまくとっても白星に
つながらない。ジレンマを感じているかもしれない。
こんなときこそくさらず、負けて覚える相撲かな、
を地でいっていただきたい。

●大関貴景勝対明生
貴景勝は危なかった。明生に攻められ土俵際におい
つめられながら、はいった左ですくった。流れの中
でかろうじて勝った。貴景勝はまだ押しで勝ってい
ない。やはりこの点が気になる。

<土俵に詰まった貴景勝>
<貴景勝、かろうじて明生に逆転勝ち>

前日、貴景勝は阿炎の上手投げにはでに土俵下に投
げ捨てられた。押しは忍に通じる。リズムにのれな
いと苦しいときもある。貴景勝の相撲はいつ蘇るの
か。

●横綱照ノ富士対朝乃山
互いに右四つだが、四つ身の型は照ノ富士のほうが
いい。それが勝負につながっていた。再入幕の照ノ
富士が大関朝乃山に勝ったことがある。

今場所はちがった展開になった。右四つ、互いに上
手が取れない。無理攻めはできない。上手の探り合
いになった。朝乃山が先に上手を引くも攻め切れず、
照ノ富士が1枚まわしの上手を取った。照ノ富士が
攻め立て、最後がっちり上手を引いて寄り切った。

<照ノ富士、朝乃山を寄り切る>

照ノ富士は調子をあげてきた。といっても油断はで
きない。先場所は正代に敗れている。その正代は4
勝11敗だった。

今日横綱・大関は4勝1敗だった。優勝争いに加わ
るのは誰か。やはり横綱・大関から2人は出ていた
だきたい。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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