大相撲

■24初10日目 2024年一月場所の行方

2024年1月23日

この日優勝に直結する取組が二番あった。まず、1
敗同士の琴ノ若と新入幕大の里戦である。大の里は、
体があるし、勢いもある。しかし、相撲はこう展開
した。琴ノ若がもろざしで一気に寄った。大の里は
万事休すだった。琴ノ若に一日の長があった。

<琴ノ若、大の里を圧倒>

2敗霧島と幕内下位1敗阿武咲が組まれた。阿武咲
は上位との対戦経験は十分ある。相撲は激しい突き
合い。両力士一歩も引かぬまっこうからの攻め合い。
最後霧島がはたき込みでようやく勝負が決まった。

阿武咲は大善戦の相撲だった。それを真っ向から迎
え撃った霧島もすごい相撲だった。まさに大相撲、
10日目の最高一番であった。

<阿武咲との熱闘を制した霧島>

2敗豊昇龍は大栄翔をつかまえ問題なく2敗を死守。
同じく2敗の照ノ富士は金峰山を相手に万全の相撲
を取った。

星を整理すると1敗琴ノ若。2敗照ノ富士・霧島・
豊昇・阿武咲・大の里となった。優勝はやはり横
綱・大関・関脇からでそうである。照ノ富士・霧島・
豊昇龍・琴ノ若の対戦はこれからである。

優勝は優勝を争う者を倒さなくては達成できない。
誰がその担い手になるか。照ノ富士、霧島、豊昇龍
はもろい負け方が気になる。かといって琴ノ若が横
綱・大関戦を勝ち抜く力があるかというといささか
疑問である。

<金峰山を一蹴した照ノ富士>

しいてあげるなら調子をあげてきた照ノ富士か。た
だし、11日目阿武咲を撃破すればという条件つきで
ある。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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