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■23秋14日目 熱海3敗死守!貴痛恨の4敗目

優勝戦線はいよいよ佳境。まず、3敗トップに並び
立つ熱海富士が登場。対戦相手は曲者阿炎である。
阿炎は今場所立ち合いに変化をしばしみせている。
この一番に出るのか。

出た!阿炎の変化で熱海富士大きく泳いだが土俵際
で踏みとどまった。そこを攻めていく阿炎。しのぐ
熱海富士。熱海富士右四つに阿炎をつかまえた。ぐ
いぐい寄って白房下土俵に寄り切った。

<熱海富士、阿炎を寄り切る>

熱海富士は鼻血を出しての奮戦だった。この一番は
熱海富士が阿炎の変化を残したことが大きい。右四
つに組み止めたことが直接の勝因である。離れての
戦いは破綻がありがちである。

結び前の一番は逆転相撲だった。霧島対大栄翔は意
外な展開になった。大栄突き押しでいくも霧島逆襲。
霧島下からあてがってうまくもろざしとなった。こ
れで勝負あった、かと思えた。それでも大栄翔出て
いって抱え上げた。そして小手投げで決めてしまっ
た。

<大栄翔、もろざしになられながら逆転勝ち>

大栄翔の勝利への執着であった。それにしても霧島
はピリっとしない相撲が多過ぎる。大関になって明
らかに弱くなっている。これでは話にならない。

熱海富士が勝ったことで、当然貴景勝も勝利してお
きたいところである。対戦相手は7敗と追いつめら
れた豊昇龍である。互いに負けられない大関同士の
対戦である。

相撲は、貴景勝が押し立て押し込んだ。だが豊昇龍
は正面まわり込むとき上手を引いての投げが決まっ
た。痛恨の4敗目を喫した貴景勝は土俵にしばらく
座り込んでしまった。

<貴景勝、豊昇龍の上手投げに横転>

3敗単独トップとなった熱海富士。千秋楽運命の対
戦相手は朝乃山である。大関戦でも関脇戦でもなか
った。すべてはこの一番にかかってきた。

また、霧島対貴景勝はなくなり、以下になった。
霧島対高安
大栄翔対貴景勝
これによって豊昇龍対大栄翔はなくなり、北青鵬戦
となった。

果たして千秋楽はどんな展開になるのか。見もので
ある。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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