千秋楽のチケットは難しいはずなのに国技館内で知
った顔7人にでくわした。この中にはマス席で同席
する3人を含んでいない。みんな大相撲が根っから
好きな方々である。
千秋楽注目の取組は3敗単独トップ熱海富士である。
対戦相手は朝乃山である。実力は朝乃山が上だが、
熱海富士には勢いがある。
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相撲は、右四つになって朝乃山がどんどん前へ出て
いって西土俵寄り切った。熱海富士は力を発揮する
間もなかった。熱海富士はこれで上位戦は2勝3敗
となった。初挑戦だが簡単には勝てない。
幕内最高成績者が決まらないことでこの後の取組が
引き締まった。豊昇龍が4敗北青鵬を退けようやく
勝ち越した。期待を大きく裏切った。8勝は大きな
躓きである。
4敗同士の大栄翔と貴景勝が激突した。激しい突き
押しの応酬になり最後貴景勝がまさって送り出した。
見ごたえ十分の一番となった。
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4敗高安は結びで霧島と対戦した。霧島が高安を突
き落として9勝6敗に終わった。しかも景勝戦はな
い。存在感を示せなかった場所となった。
それにしてもなぜ幕内最高成績が11勝4敗なのか。
たいして強くない力士しかいないからである。ほど
ほどのレベルが生む結果である。要するに幕内はど
んぐりの背比べなのである。
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11勝4敗は優勝に値しない。単なる1位にすぎない。
1位決定戦が貴景勝と熱海富士の間で行われた。相
撲は、貴景勝が立ち合いからのはたき込みで1位を
決めた。翌場所次第で横綱とは誰も思わない。九月
場所は思いもしない弱弱しさを露呈しながら終わっ
た。