大相撲

優勝後の大栄翔

大栄翔が初優勝してから2年半経過した。今年(20
23年)の三月場所は2回目の優勝のチャンスだった
が、霧馬山に逆転優勝された。大栄翔は徹頭した突
き押し相撲で人気がある。優勝後の大栄翔はどうい
う道をたどったのか検証してみた。

<優勝大栄翔>

優勝した2021年、大栄翔は49勝41敗の成績だった。
横綱戦1勝3敗、大関戦7勝10敗だった。照ノ富士
は関脇から大関へ。そして横綱に昇進した時期であ
った。白鵬に2敗している。殊勲賞2回、技能賞1
回受賞している。

2022年は46勝41敗コロナ部屋ごと1不戦敗2コロナ
部屋ごと休場であった。この年の七月場所はコロナ
部屋ごと休場が多発した歴史的場所だった。横綱戦
は3(不戦勝あり)勝3敗、大関戦は7勝6敗であ
った。横綱は照ノ富士一人になっていた。三賞は殊
勲賞1回であったが、関脇2場所、小結3場所と定
着しつつある時期だった。

<照ノ富士キラー大栄翔>

2023年は4場所済んだが41勝19敗。現時点でトップ
タイである。五月場所なぜか優勝照ノ富士戦が組ま
れなかった。大関戦は0勝3敗である。正代が大関
から降下したのが影響した。優勝を争った三月場所
に技能賞を獲得している。九月場所を含め関脇3場
所、小結1場所で定着している。

大栄翔の2年4場所の合計は136勝101敗1コロナ部
屋ごと不戦敗2コロナ部屋ごと休場である。勝率5
割7分4厘で1場所8.7勝に相当する。横綱戦4勝5
敗、大関戦14勝19敗である。三賞は殊勲賞2回、技
能賞2回受賞した。関脇はきたる九月場所を含め5
場所、小結6場所である。

横綱・大関が勢いと安定感があれば問題はない。だ
が、そうでないときは大栄翔の出番である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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