大相撲

関脇以下同士の優勝決定戦 下

2023年8月18日

令和元年九月場所、関脇御嶽海と関脇貴景勝との間
で優勝決定戦がおこなわれた。御嶽海は7場所前に
初優勝しているが、それを生かして大関につなげる
ことはできなかった。この場所で16場所連続小結関
脇在位を記録している。実力者であることは間違い
なかった。

<御嶽海>

一方の貴景勝は大関に昇進したものの連続休場で転
落して迎えた場所であった。大関在位はわずか2場
所であった。すでに10勝以上あげ、大関に戻れる成
績をあげていた。小結のとき、1度優勝を経験して
いた。

<貴景勝>

この場所白鵬・鶴竜の両横綱は途中休場していた。
大関高安は全休。フル出場した大関豪栄道は10勝5
敗、大関栃ノ心は6勝9敗で負け越していた。

本割で両力士は中日対戦して貴景勝が勝っていた。
千秋楽、貴景勝は平幕3敗の隠岐の海と対戦して押
し出しで勝っている。優勝決定戦は御嶽海があたり
勝って寄り切りで2回目の優勝を達成した。貴景勝
はあたった瞬間どこか痛めたようだった。

筆者のマス席の近くで御嶽海母がいた。大喜びの姿
が目にはいった。

<御嶽海と貴景勝の優勝決定戦>

このあと関脇以下同士の優勝決定戦は3回あった。
令和4年三月場所 関脇若隆景対平幕高安
令和5年三月場所 関脇霧馬山対小結大栄翔
令和5年七月場所 関脇豊昇龍対平幕北勝富士

以上は記憶に新しいのでここでは触れない。それに
しても昭和と平成で2回だった関脇以下同士の優勝
決定戦がまだ5年しかたっていない令和で4回も実
現している。きたる九月場所は1横綱3大関で迎え
る。混迷の時代を脱却できるかが注目点になる。

(この項目終わり)

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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