大相撲

10大横綱に迫った力士3

■北の湖

輪湖時代、北の湖時代をみてきた方にとっては北の
湖が苦手とした相手にピンとくる力士が思い浮かぶ
であろう。朝潮である。

初顔のとき北の湖はすでに横綱だった。朝潮が関脇
以下のとき5勝11敗(不戦敗含む)だった。そのた
め朝潮は殊勲賞が多かった。朝潮の大関時代は北の
湖の2勝2敗であった。北の湖にとって顔を見るの
もいやという対戦相手が朝潮であった。

<朝潮>

北の湖の横綱時代、もう一人負け越している相手が
いる。若嶋津である。6勝9敗である。5連敗した
ことがある。北の湖の晩年と重なった時期があった
ことが大きい

なお、輪島との横綱時代の対戦成績は19勝14敗であ
った。

■千代の富士

31回優勝、54連勝の千代の富士にも天敵のような存
在がいた。隆の里である。互いに優勝をかけた一番
では苦杯してきた。千代の富士の横綱時代、対戦成
績は6勝11敗であった。力、技を封じる、そんな相
撲であった。隆の里はポパイと呼ばれるほど筋骨隆
々であった。

<隆の里>

■貴乃花

曙は貴乃花と同期であり、出世競争のライバルであ
った。大関・横綱は曙が先行した。曙の破壊力は脅
威であった。だが、大きく花開いたのは貴乃花であ
った。貴乃花の横綱時代の曙戦の対戦成績は14勝9
敗であった。

曙以上に横綱貴乃花に肉薄した力士がいる。千代大
海である。不戦敗を含め、9勝6敗であった。千代
大海が関脇以下のとき貴乃花の4勝2敗であった。
千代大海が大関になると5勝4敗と肉薄されていた。

<千代大海>

なお、貴乃花の横綱時代、武蔵丸とは21勝13敗であ
った。

(この項目続く)

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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