大相撲

■23名千秋楽 最後は番付通り豊昇龍が初優勝

千秋楽は協会ご挨拶がある。各段の優勝決定戦及び
各段の優勝の表彰がある。しかし、観客が見たいの
は優勝に関わる一番である。

幕内の後半、3敗の一人北勝富士が登場する。対戦
相手は錦木である。錦木が優勝圏内のうちに対戦さ
せたかった。3連敗中の錦木では勢いが違った。圧
力が違った。最後は北勝富士が引き落とした。これ
で北勝富士は優勝決定戦に駒を進めた。

<北勝富士、錦木に勝って優勝決定戦へ>

結び前の一番は3敗同士の豊昇龍と驚異の新入幕伯
桜鵬である。錦木に内掛け、北勝富士と真っ向渡り
合って最後にねばって突き落とした。それだけに豊
昇龍戦はどうなるかわからない要素があった。だが、
勝負は一瞬であった。豊昇龍が立ち上がるやすぐさ
げま上手投でしとめた。観客はあっけに取られると
ともに豊昇龍の底力を見た思いであった。

<伯桜鵬を瞬殺で豊昇龍が優勝決定戦進出>

北勝富士と豊昇龍との優勝決定戦となった。本割で
は北勝富士が勝っている。だが、優勝決定戦では豊
が昇龍終始圧倒し、最後北勝富士を押し出したこの
瞬間豊昇龍の初優勝が決定した。同時に大関昇進が
確定した瞬間でもあった。

優勝は終わってみれば、番付最上位の関脇豊昇龍と
なった。これでよかったと思う。北勝富士の勝ち越
し上位戦は3番だし、伯桜鵬は2番である(阿炎は
負け越し)。豊昇龍はこれまで期待されながら思い
がけない敗戦がつきものだった。

<北勝富士にリベンジで豊昇龍が初優勝>

大関貴景勝は全休で来場所は角番である。新大関霧
島は途中出場したものの6勝しかできず、これまた
角番である。豊昇龍は弱体大関陣に一石を投じる存
在であったほしい。またできると思う。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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