大相撲

■23名14日目 新入幕伯桜鵬が優勝戦線へ浮上

2023年7月22日

幕内前半から館内は熱い盛り上がりをみせていた。
2敗北勝富士と3敗伯桜鵬が激突するからである。
この一番の行方は大きい。北勝富士が勝つとかな
り有利な展開で千秋楽を迎える。一方伯桜鵬が勝
つと優勝の行方は混沌とする。

館内熱狂のなか、両力士立つと左四つ。互いに上手
が取れない。探り合いが続く。北勝富士、はさみつ
けるように出ると伯桜鵬後退。後退しながら土俵際
突き落とすと北勝富士の体が落ちた。物言いがつい
たが、伯桜鵬のかかとが残っていたため問題はなか
った。北勝富士は3敗となった。

<伯桜鵬、2敗北勝富士を引きずりおろす>

伯桜鵬は大きな一番をモノにした。3敗タイで優勝
戦線に躍り出た。前日、北勝富士の上位戦は2番し
かないと書いてきた。ところがここまで伯桜鵬は勝
ち越し上位戦1番しかない。早々と3敗した伯桜鵬
が錦木、北勝富士を撃破してトップタイになること
が錦木、定外であった。しかもまだ4場所目の新入
で幕力士ある。千秋楽3敗同士で豊昇龍と対戦する。

錦木は2連敗中である。なんとか流れを変えたいと
ころである。対戦相手は4敗の竜電である。攻め勝
っていけると思いきや、土俵際もつれて敗退。錦木
は神通力が失われたかのようである。4敗となり優
勝争いから脱落した。

<錦木、3連敗で優勝戦線から脱落>

3敗豊昇龍は4敗若元春と対戦した。若元春、変化
の奇襲にでるも豊昇龍難なく残すと、逆襲に転じ、
最後小手投げで決めた。大関昇進をかけた若元春は
5敗目となった。豊昇龍は3敗で優勝と大関をかけ
た戦いに最後の1日をかけることになった。

<豊昇龍、若元春を小手投げ>

混迷の時代はようやく優勝候補を浮き彫りにした。
3敗同士の豊昇龍と伯桜鵬が対戦するから、優勝レ
ベルは12勝3敗である。これに3敗の北勝富士が加
わるのか。千秋楽ようやく錦木戦が実現する。

新大関霧島は朝乃山に敗れ負け越しが決まった。角
番の来場所は出直しである。

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.