まず、最初にこれは予想番付でないことをお断りし
ておく。幕内は横綱・大関と対戦するクラスとそう
でないクラスの2部で構成されている。つまり幕内
は一枚岩ではないということである。
これまで横綱・大関の負け数をカウントすることな
く番付を編成した。ただ、七月場所は横綱・大関が
弱すぎたので前期の処置はとらないことにした。そ
こで今回は勝ち越し上位とどれくらい対戦したかを
考慮することした。幕内中位以下は次である。
平戸海 3
阿武咲 3
北青鵬 2
王鵬 2
隆の勝 1
北勝富士3
湘南乃海2
竜電 2
遠藤 2
伯桜鵬 2
豊昇龍の大関昇進は決定的である。その場合負け越
しの先輩大関の風下に立つ合理的理由は見いだせな
い。歴史的には系統別総あたりが定着してからは成
績本意の番付が当たり前だった。琴ノ若の関脇も同
様である。明生は上位の勝ち越し者5人と対戦して
いる。北勝富士の3人とは差がある。
十両から幕内入りの場合少なくとも勝敗差の半分は
上げないと酷である。実際の協会番付は時代に逆行
したものになりそうである。なお、東西の人数を同
一にするため関脇を西とした。東を22人にすると番
付の字幅が細ることになる。