十一月場所千秋楽、前頭14枚目7勝7敗の東龍は、
同じく7勝7敗の妙義龍と対戦した。今度こそ東龍
の幕内初勝ち越しなるか。相撲は、妙義龍が東龍の
ふところに入って東土俵で寄り切った。またしても
東龍の幕内初勝ち越しはならなかった。
東龍の新入幕は2013年五月場所だった。
以下幕内成績である。
2013年5月 6勝9敗
2014年3月 6勝9敗
2014年7月 7勝8敗
2014年9月 全休
2019年9月 6勝9敗
2020年1月 7勝8敗
2020年3月 5月10敗
2022年5月 5月10敗
2022年11月 7勝8敗
十一月場所は9度目の勝ち越し挑戦であった。2015
年には幕下落ちがあった。苦労人であった。
里山も幕内勝ち越しがなかった。幕内在位6場所で
あった。特に2014年一月場所は7勝7敗、勝てば技
能賞であった。相手は高安。相撲は里山が勝ったと
思えた。だが髷をつかんでいたため反則負けとなっ
た。里山にとってはまさに痛恨の1敗となった。
十両で勝ち越せなかった力士が希善龍である。十両
在位9場所。新十両は2013年五月場所だった。最後
の十両が2018年の七月場所であった。約6年に及ぶ
戦い。だが、ついに十両勝ち越しはならなかった。
最高成績は6勝9敗、最高位は十両11枚目であった。
現在地元香川で子供たち相手に相撲を教えている。
東龍はまだ現役である。きたる一月場所も幕内に留
まるとみられている。今度こそ勝ち越し目指して奮
闘していただきたい。