今年(2022年)すべての場所が終了した。改めて今
年も年間三賞力士を選出してみる。まず、今年の各
場所の三賞はどうであったか。
1月 殊勲阿炎 敢闘琴ノ若 技能御嶽海
3月 殊勲なし 敢闘高安・琴ノ若 技能若隆景
5月 殊勲大栄翔・隆の勝 敢闘佐田の海 技能無
7月 殊勲逸ノ城 敢闘錦富士 技能なし
9月 殊勲翔猿・玉鷲 敢闘高安 技能若隆景
11月 殊勲高安 敢闘阿炎 技能豊昇龍
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三賞を複数受賞したのは阿炎、琴ノ若、若隆景で高
安は3回受賞している。今年11勝以上した横綱・大
関を倒した力士は阿炎が3回と最高である。11勝の
照ノ富士に2勝、11勝の貴景勝から1勝をあげてい
る。その結果年間殊勲賞は阿炎がふさわしい。
技能派力士として霧馬山、豊昇龍、さらには肩すか
しを得意とする翠富士の名があげられる。しかし、
実際技能賞を2度受賞し、さらに年間最多勝に輝い
た若隆景が年間技能賞に最適である。
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年間敢闘賞候補は年間55勝をあげた琴ノ若と豊昇龍
である。年間最多勝に2勝留かなかった。それとコ
ロナ部屋ごと休場はあるが、優勝同点2回、優勝次
点が1回の高安である。内容からいうとここは高安
を年間敢闘賞の受賞としたい。
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かつて日刊スポーツが年間三賞を制定し、表彰して
きた歴史がある。そのときいわれたことは、年間三
賞は大関の登竜門であるということだ。まして一月
場所は1横綱1大関である。まず、大関が求められ
る機運であり、チャンスである。しかし、連続2ケ
タ勝利は高い壁となってそびえている。
若隆景は、連続2ケタ勝利はならなかった。十一月
場所豊昇龍が11勝をあげた。連続2ケタ勝利がなる
か、俄然注目される。