大相撲

■22福岡初日 明暗分け、激闘うずまくなかで開幕

2022年11月13日

初日そうそうかくも盛大にご来場いただき誠にあり
がとうございます。とはいかない観客数だった。か
なり空席が目立った。マス席3列がブロックとなっ
て四方に空席をつくっていた。横綱の休場は確かに
痛い。正代のカド番、御嶽海の大関降格といい話題
からはほど遠い。残った力士が必死で相撲を取るし
かない。

初日から豊昇龍と琴ノ若の成長株同士が組まれた。
これに勝利するか敗北するかは天と地ほど違う。相
撲は、琴ノ若が果敢に攻めた。だが、土俵際で勝利
をのがした。物言いがついたが、かろうじて残した
豊昇龍が勝利した。明暗を分けた一番となった。

<明=豊昇龍 暗 =琴ノ若>

初日激闘となった取組は若隆景対高安戦であった。
とにかく高安の闘志を超えた激しさが若隆景を圧倒
した。まるで三月場所の優勝決定戦のリベンジのご
とく映った。高安がこんな気合いがはいった相撲が
取れるなら期待できそうである。

<高安激しい相撲で若隆景に勝利>

十一月場所で2回優勝している貴景勝は存在価値
を示せるか。初日は同じ押し相撲の大栄翔であっ
た。相撲は貴景勝の威力ある押しがまさり、問題
にしなかった。同じ大関の正代が初日から翔猿に
根負けしたような相撲では期待しにくい。貴景勝
は今場所こそ優勝争いに加わらなくては、大関の
面目丸つぶれになる。

<貴景勝、大栄翔に圧勝>

逸ノ城が湊親方と不仲だという。それもかなり深刻
そうである。そうした先例に双羽黒がいた。結局双
羽黒は相撲界を去っていったが、同じことを繰り返
してはいけない。相撲は、逸ノ城が先場所優勝した
玉鷲を圧倒した。強さを発揮したが、今後が気にな
る。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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