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■22福岡2日目 混迷の時代!持続しない強さ

初日、お客さんの入りがよくなかったから、2日目
はさらによくないことは予想された。そしてその通
りになった。ところが筆者の周辺は密なのである。
筆者はイスSから観戦しているが、2日目もまわりは
空席がなかった。ふと思ったことがある。

<空席 幕内>

地方場所はマス席をわざわざ組み、場所が終わると
解体する。費用と労力は想像以上であろう。初の中
国での大相撲開催はイス席だった光景を思い出した。
地方場所は全席イス席にしてはいかがだろうか。今
更無理だろうか。マス席は元栃錦の春日野理事長が
こだわっていた。

それにしても初日激闘し、絶賛した高安は正代にい
いところなく敗れた。別人というよりこれが現実な
のである。同じく初日圧倒した相撲をみせた逸ノ城
が御嶽海にあっさり土俵を割った。初日と2日目で
様変わりする。これが絶対強者不在であり、誰が優
勝するかわからない混迷の時代の特徴である。

<玉鷲、豊昇龍のひっかけに屈する>

先場所優勝の玉鷲が2連敗。2日目は関脇豊昇と激し
い攻防のある一番となった。だが、豊昇龍の引っか
けに思わず足をだしてしまってジエンド。上位の実
力者の実力は紙一重である。玉鷲の2日目の一番は
完敗ではなく肉薄しての負けだった。

貴景勝は成長株琴ノ若を押しで圧倒した。大関キラ
ー琴ノ若は貴景勝には分が悪い。貴景勝だけは調子
がいいみたいである。といってもまだ2日目だし、
1敗すると調子がくるうことだってありえる。押し
相撲はリズムがポイントである。大関だけに踏みと
どまっていただきたい。

<貴景勝,琴ノ若を退ける>

翔猿はねばっこい相撲で勝利した。明生の攻めをか
わしての2勝目である。それにしても翔猿は相手が
いやがる相撲が取れている。上位にとっていやな存
在になってきた。

<曲者翔猿>

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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