大相撲

■22福岡2日目 混迷の時代!持続しない強さ

2022年11月15日

初日、お客さんの入りがよくなかったから、2日目
はさらによくないことは予想された。そしてその通
りになった。ところが筆者の周辺は密なのである。
筆者はイスSから観戦しているが、2日目もまわりは
空席がなかった。ふと思ったことがある。

<空席 幕内>

地方場所はマス席をわざわざ組み、場所が終わると
解体する。費用と労力は想像以上であろう。初の中
国での大相撲開催はイス席だった光景を思い出した。
地方場所は全席イス席にしてはいかがだろうか。今
更無理だろうか。マス席は元栃錦の春日野理事長が
こだわっていた。

それにしても初日激闘し、絶賛した高安は正代にい
いところなく敗れた。別人というよりこれが現実な
のである。同じく初日圧倒した相撲をみせた逸ノ城
が御嶽海にあっさり土俵を割った。初日と2日目で
様変わりする。これが絶対強者不在であり、誰が優
勝するかわからない混迷の時代の特徴である。

<玉鷲、豊昇龍のひっかけに屈する>

先場所優勝の玉鷲が2連敗。2日目は関脇豊昇と激し
い攻防のある一番となった。だが、豊昇龍の引っか
けに思わず足をだしてしまってジエンド。上位の実
力者の実力は紙一重である。玉鷲の2日目の一番は
完敗ではなく肉薄しての負けだった。

貴景勝は成長株琴ノ若を押しで圧倒した。大関キラ
ー琴ノ若は貴景勝には分が悪い。貴景勝だけは調子
がいいみたいである。といってもまだ2日目だし、
1敗すると調子がくるうことだってありえる。押し
相撲はリズムがポイントである。大関だけに踏みと
どまっていただきたい。

<貴景勝,琴ノ若を退ける>

翔猿はねばっこい相撲で勝利した。明生の攻めをか
わしての2勝目である。それにしても翔猿は相手が
いやがる相撲が取れている。上位にとっていやな存
在になってきた。

<曲者翔猿>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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