2022年9月十両めぐる幕下の熱い戦い 上

十両を狙える幕下上位クラスの有力候補は、まず西
筆頭の狼雅。先場所はもう一歩だった。先場所幕下
優勝で東3枚目に躍進してきた吉井。西4枚目塚原、
東15枚目先場所三段目優勝の朝乃山である。

初日、狼雅は十両の栃武蔵と対戦した。栃武蔵は新
十両で幕下時代は菅野の名であった。先場所は狼雅が
勝っている。相撲は栃武蔵があたり勝ちし、右四つ
左上手出し投げで狼雅をくずし、西土俵寄り切った。

狼雅、栃武蔵に敗北
<狼雅、栃武蔵に敗北>

2日目朝乃山は幕下15枚目格付出の川副と対戦した。
相撲は朝乃山が圧倒し、西土俵粘る川副を寄り倒し
た。塚原は藤青雲に敗れた。さらに翌日も上戸に負け
て十両昇進に早くも黄信号がともった。吉井は矢後と
対戦した。両力士当たりあって吉井が出るも矢後が
逆襲。西土俵に吉井を寄り切った。吉井はその後負け
勝ちを繰り返し、前半を2勝2敗とした。

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朝乃山が川副に一方的勝利
<朝乃山が川副に一方的勝利>

4日目、朝乃山は栃神山寄り切り、さらに北天海も
寄り切り。出羽ノ龍を押し出し、快調に白星を重ねて
いった。元大関は史上最強の幕下を思わせた。

狼雅はその後2勝してもち直した。6日目對馬洋と
対戦した。對馬洋は大正時代の出羽海部屋の大関の
名である。幕下の對馬洋は縁者ということだったが、
よく調べたら違っていたとか。相撲は、激しい探り
合いのなかから左四つ。對馬洋上手を引いて寄り立
て、最後押し出した。對馬洋はこれで3勝1敗。東
4枚目で十両昇進候補として浮上してきた。

對馬洋、狼雅を押し出し、浮上
<對馬洋、狼雅を押し出し、浮上>

7日目を終え、以下の成績となった
西筆頭  狼雅 2勝2敗
東3枚目 吉井 2勝2敗
東4枚目 對馬洋3勝1敗
西4枚目 塚原 2勝2敗
東15枚目 朝乃山4勝

また西5枚目湘南乃海が3勝と無傷の展開で浮かび
あがってきた。十両昇進勝負は中日・後半にもつれ
込んだ。 

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この記事を書いた人

相撲専属フリーライター・写真家。ペンネーム電光力。日本経済新聞社の記者を15年務め、日経HRの編集者を経て独立。2014年から大相撲ブログ「土俵の目撃者」を運営し、毎場所ほぼ全ての本場所を取材、土俵際から自ら撮影。撮影したリングサイド写真は9万枚を超える。にほんブログ村「相撲・大相撲」カテゴリ ランキング1位。

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