大相撲

■22秋10日目 照ノ富士にとって大きな試練の休場

2022年9月20日

照ノ富士が10日目から休場した。3勝3敗のときは
休場を回避し、5勝4敗で休場した。この違いは何
なのだろう。早いか遅いかの違いか。決断の迷いから
きたものか。今年に入って2度目の休場である。フル
出場した場所は11勝、12勝優勝、11勝と低空飛行の
成績である。この休場は単なる休場ではない。低迷の
なかの休場である以上、照ノ富士にとって大きな試練
になる休場である。

<照ノ富士>

それにしても照ノ富士の休場で千秋楽結びの一番は
どうなるのか。番付でいうと貴景勝対正代になるの
か。1勝9敗負け越しどころか大敗しそうな正代では
ピンとこない。といって御嶽海でも役者不足になる。
悩ましい千秋楽の結びの一番である。

幕内後半2番目の取組で全勝北勝富士と前頭4枚目
2敗高安の取組が実現した。北勝富士にとっては今場
所初の上位好成績者との対戦である。立ち合い北勝
富士は下からおこしながら果敢に出るが、高安踏み
とどまって、逆襲。圧力と突き落としで、北勝富士は
右膝がくずれた。高安は落ち着いていた。精神的ゆと
りさえ感じた。

<北勝富士、高安戦で初黒星>

1敗玉鷲は6敗大関御嶽海と対戦した。御嶽海に精彩
がないが、この日は気合をみせた。玉鷲を土俵際追い
込んだが、玉鷲すくい投げで逆転した。11日目は1敗
同士で玉鷲対北勝富士戦が実現する。優勝の原則は
優勝を争っている者同士の対戦に勝利することであ
る。大一番になりそうである。

<玉鷲、御嶽海を破り1敗死守>

優勝争いは1敗玉鷲、北勝富士、2敗高安、錦富士と
すべて平幕である。横綱・大関は蚊帳の外である。
負け越し大関が複数でかねない流れである。これを
面白いと見るのはしょうがないが、惨めな横綱・大関
の姿は見たくなかった。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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