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■22秋10日目 照ノ富士にとって大きな試練の休場

照ノ富士が10日目から休場した。3勝3敗のときは
休場を回避し、5勝4敗で休場した。この違いは何
なのだろう。早いか遅いかの違いか。決断の迷いから
きたものか。今年に入って2度目の休場である。フル
出場した場所は11勝、12勝優勝、11勝と低空飛行の
成績である。この休場は単なる休場ではない。低迷の
なかの休場である以上、照ノ富士にとって大きな試練
になる休場である。

<照ノ富士>

それにしても照ノ富士の休場で千秋楽結びの一番は
どうなるのか。番付でいうと貴景勝対正代になるの
か。1勝9敗負け越しどころか大敗しそうな正代では
ピンとこない。といって御嶽海でも役者不足になる。
悩ましい千秋楽の結びの一番である。

幕内後半2番目の取組で全勝北勝富士と前頭4枚目
2敗高安の取組が実現した。北勝富士にとっては今場
所初の上位好成績者との対戦である。立ち合い北勝
富士は下からおこしながら果敢に出るが、高安踏み
とどまって、逆襲。圧力と突き落としで、北勝富士は
右膝がくずれた。高安は落ち着いていた。精神的ゆと
りさえ感じた。

<北勝富士、高安戦で初黒星>

1敗玉鷲は6敗大関御嶽海と対戦した。御嶽海に精彩
がないが、この日は気合をみせた。玉鷲を土俵際追い
込んだが、玉鷲すくい投げで逆転した。11日目は1敗
同士で玉鷲対北勝富士戦が実現する。優勝の原則は
優勝を争っている者同士の対戦に勝利することであ
る。大一番になりそうである。

<玉鷲、御嶽海を破り1敗死守>

優勝争いは1敗玉鷲、北勝富士、2敗高安、錦富士と
すべて平幕である。横綱・大関は蚊帳の外である。
負け越し大関が複数でかねない流れである。これを
面白いと見るのはしょうがないが、惨めな横綱・大関
の姿は見たくなかった。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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