七月場所では多くの相撲部屋が部屋ごと休場に追い
込まれた。その中に片男波(元玉飛鳥)部屋が入って
いた。真っ先に思ったのは玉鷲の連続出場記録であっ
た。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/08/0L7A5066玉鷲.jpg)
大相撲においては優勝回数、連勝数、通算勝利はポピ
ュラーだが、連続出場記録は地味に映るかもしれな
い。無事是名馬という言葉があるほどである。さい
わい玉鷲の連続出場は継続扱いとなった。それによっ
て数字はどのようになったのか。
1位 青葉城 1630回 37歳8カ月引退
2位 富士櫻 1543回 35歳11カ月記録止まる
3位 貴闘力 1456回 35歳2カ月引退
4位 玉鷲 1448回 37歳9カ月現在
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/08/0L7A2491玉対剣-e1659763209527.jpg)
玉鷲は1位の青葉城の引退年齢を超えているが、相撲
は若々しい。突っ張りの威力はすばらしく、晩年と
いう印象はまったく感じさせない。横綱照ノ富士に
3連勝、3連続金星を獲得した相撲は偶然ではない。
番付は比較的上位に位置している。
だから玉鷲には連続出場の記録更新に期待してしま
う。貴闘力の記録は1場所で更新できるところまで
きた。富士櫻には95差である。1年余りで追いつく
ところまできた。トップの青葉城とは182差ある。
1回でもケガをすればおしまいになる記録だけにここ
まではさすがに見えにくい。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/08/190127千秋楽表彰-1513-e1659763230271.jpg)
玉鷲の新小結は30歳を超えてからである。遅咲きなの
である。その遅咲き玉鷲は大きな記録に再び挑むこと
になる。