大相撲

継続される遅咲き玉鷲の記録

七月場所では多くの相撲部屋が部屋ごと休場に追い
込まれた。その中に片男波(元玉飛鳥)部屋が入って
いた。真っ先に思ったのは玉鷲の連続出場記録であっ
た。

<玉鷲休場>

大相撲においては優勝回数、連勝数、通算勝利はポピ
ュラーだが、連続出場記録は地味に映るかもしれな
い。無事是名馬という言葉があるほどである。さい
わい玉鷲の連続出場は継続扱いとなった。それによっ
て数字はどのようになったのか。

1位 青葉城 1630回 37歳8カ月引退
2位 富士櫻 1543回 35歳11カ月記録止まる
3位 貴闘力 1456回 35歳2カ月引退
4位 玉鷲  1448回 37歳9カ月現在

<七月場所玉鷲最後の出場12日目剣翔戦>

玉鷲は1位の青葉城の引退年齢を超えているが、相撲
は若々しい。突っ張りの威力はすばらしく、晩年と
いう印象はまったく感じさせない。横綱照ノ富士に
3連勝、3連続金星を獲得した相撲は偶然ではない。
番付は比較的上位に位置している。

だから玉鷲には連続出場の記録更新に期待してしま
う。貴闘力の記録は1場所で更新できるところまで
きた。富士櫻には95差である。1年余りで追いつく
ところまできた。トップの青葉城とは182差ある。
1回でもケガをすればおしまいになる記録だけにここ
まではさすがに見えにくい。

<2019年一月場所初優勝>

玉鷲の新小結は30歳を超えてからである。遅咲きなの
である。その遅咲き玉鷲は大きな記録に再び挑むこと
になる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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