大相撲

■22名12日目 場所の行方

照ノ富士は12日目、先場所負けている関脇大栄翔戦
である。先場所と違うのは終盤戦で対戦したことで
ある。かなり場所に慣れてきた時期である。先場所は
まだ場所の感覚がつかめない初日に敗れている。その
せいか相撲は照ノ富士の圧勝で終わっている。大栄翔
に反撃の余地はまったくなかった。照ノ富士は先場所
敗れた隆の勝、玉鷲、大栄翔の3力士にリベンジを
果たしたことになる。

<照ノ富士、大栄翔に快勝>

逸ノ城は対戦圏外の好成績者翔猿と対戦した。翔猿は
勢いの乗っているというほどではない。だがうるさい
相手には違いない。だが、終始落着いた相撲で寄せ
付けず、押し出した。

<逸ノ城、翔猿を押し出す>

これで照ノ富士と逸ノ城が2敗併走でトップに立って
いる。両者の対戦はすでに済んでいる。そういう意味
ではクライマックスなき終盤になる。照ノ富士は13日
目若隆景、そのあと正代、貴景勝と対戦することに
なる。逸ノ城は13日目錦木戦、そのあとは宇良、若元
春あたりか。ただ両力士5勝7敗と成績的にきつくなっ
ている。ただ、誰が来ても逸ノ城有利は変わらない。
となると両力士2敗の優勝決定戦もあり得る。

3敗貴景勝は同じ3敗の錦木を退けた。地力的には勝っ
て当然である。貴景勝の優勝の可能性はあるのか。
照ノ富士を追いかける立場は正直きつい。互角かリー
ドしてようやく可能性が出てくる。まして逸ノ城には
負けているし、3敗まで照ノ富士、逸ノ城が落ちて
こなければどうにもならない。

<貴景勝、3敗同士の対戦に勝利>

残り3日間優勝争いは照ノ富士、逸ノ城を中心に展開
していきそうである。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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