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■22名2日目 関脇粉砕の破壊者玉鷲・逸ノ城

朝乃山が土俵に帰ってきた。花道に姿を見せたとき
から館内は拍手とざわめきに包まれた。朝乃山が呼び
出しに呼ばれ、土俵に上がった。対戦相手は剛士丸。
武蔵川(元武蔵丸)部屋の25歳。横江の名で幕下に
いたこともある。相撲は朝乃山が寄って向こう正面に
寄り切った。勝負は当然かもしれないが、あっけなか
った。3日目も朝乃山は登場する。

2日目の相撲のテーマは破棄力である。まず玉鷲で
ある。対戦相手は三月場所の優勝者関脇若隆景であっ
た。玉鷲の立ち合いからの一押しの一撃で若隆景は
体勢を大きくくずされてしまった。37歳玉鷲の破壊力
に驚愕するのみであった。横綱照ノ富士には突っ張り
で後退させて3連勝3連続金星である。破壊力抜群の
玉鷲に出くわしたら不運といしかいいようがない。

<玉鷲の一撃にくずれる若隆景>

先場所コロナ休場の逸ノ城。番付を1枚落とされた
鬱憤ではないと思うが、相撲はパワフルである。2日
目、関脇大栄翔相手に巨像のごとき突進で西土俵へ
もっていった。大栄翔は何もできなかった。まだ
2日目だが、ひと味違う逸ノ城である。

<逸ノ城、巨体を生かして大栄翔をもっていった>

照ノ富士は霧馬山と対戦した。四つ相撲では勝ち目は
ないと思ったが、霧馬山は食い下がる体勢をうまく
つくった。照ノ富士は我慢の相撲を選んだ。相撲は
長引いた。最後照ノ富士は体勢を挽回して寄り切っ
た。強引な力相撲にいくことなく、まさに耐えて勝つ
辛抱相撲だった。

<耐えて勝った照ノ富士>

大関は本日も1勝2敗だった。勝ったのは貴景勝のみで
あった。豊昇龍相手に小手投げという珍しい決まり手
となった。琴ノ若は2日目大関御嶽海に勝って大関戦
7連勝中である。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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