大相撲

猛暑場所から涼風場所へ

6月末から続いた猛暑日はようやく落ち着きを見せて
きた。しかし、例年名古屋で行われる七月場所は力士
も観客も暑さとの戦いになる。愛知県体育館は冷房の
設備はあるが、さほど効かない席のほうが多い。館内
にうちわであおぐ光景が見られるのはそのためである。
直射日光のあたるトイレのある通路に出るとひときわ
暑くなる。以前指定席なのにずいぶん早く来る顔なじ
みの方がいた。少しでも涼しいうちに来たほうが安全
だという。

<愛知県体育館>

昭和33年から名古屋で本場所が開催されるようになっ
て64年になる。(2020年はコロナの感染のための東京
開催は含まない)定着といえば定着なのだが、近年の
暑さは一昔前とまったく違い異常である。何年か前に
8時から猛烈な暑さだった年があった。さらに地方
場所は大阪、福岡とすべて東京以南である。プロ野球
チームが北海道、東北を本拠地にするようになった
のと比較するとどこか片寄っている。

そこで提案したい。暑い時期の七月場所を札幌で開催
してはいかがだろうか。宿舎の問題や収容人員など
準備期間はどうしても必要である。また肝心なのは
収支予算である。すぐの実現とはいかないであろう。
札幌市の人口は197万4000人弱である。名古屋市は
232万6000人強である。福岡市は162万7000人強で
ある。まず、検討から始める。

<福岡国際センター>

七月は涼しい札幌で開催して、十一月は名古屋と福岡
を交互に開催することにする。場所数を減らして七月
場所をなくすという案も悪くはない。ただ、収入が
減少するのは歓迎しないだろうから代案を出してみる
ことにした。地域の片寄り解消と気候による力士・
観客の消耗を避ける意味でも一考の余地があるが、
いかがだろうか。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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