阿武咲休場のあおりで翔猿が繰上げで照ノ
富士と対戦した。翔猿が活躍したのは2020年
九月場所、新入幕のときである。関脇正代と
優勝を争い、千秋楽正代をあわやのところ
まで追い込んだ。
そのときの勢いはないが、照ノ富士が万全で
ないとみるやかく乱相撲で相手に相撲を取ら
せない戦法にでた。だが、照ノ富士は少しも
あわてることなく、最後がっちりつかまえて
極め出した。
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2敗玉鷲は遠藤と対戦した。玉鷲はいつも
通り突いて出た。遠藤うまくたぐるとその
まま一気の出足で圧倒した。玉鷲は元気なの
だろうが、勝負は別モノということか。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/220516九日目幕内-754-e1652705731285.jpg)
同じく上位2敗の隆の勝が大関御嵩海と対戦
した。相手が大関なので思い切ったあたりで
いっぺんに寄り切った。隆の勝の底力をみせ
た一番となった。上位でただ一人2敗となっ
た。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/220516九日目幕内-983-e1652705752265.jpg)
先場所組まれなかった正代対阿炎戦が実現
した。相撲は、正代が果敢な攻めで押し出し
た。2勝6敗の正代らしからぬ相撲で完勝
した。気合がちがった。積極的で鋭い攻めが
できれば終盤は面白くなる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/220516九日目幕内-944-e1652705773355.jpg)
ここまでの上位の星取りは以下である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/成績A-1024x636.jpg)
・照ノ富士の最終成績はどうなる。
・大関総崩れで現在12勝15敗。最終成績は
どうなる。
・十一月場所・一月場所組まれなかった正代
対照ノ富士、三月場所組まれなかった正代対
御嵩海は実現するか。
・そして優勝は誰に輝くか。
大相撲はこうしたテーマのなか、10日目・
終盤戦へ突入していく。
【特別情報】
大相撲文化 第五号
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/無-題.jpg)
【販売しているところ】
・国技館の西側通路・正面寄り売店
・神田神保町の書泉グランデ地下一階の書籍売り場