大相撲

■22夏9日目 上位2敗組に明暗

2022年5月16日

阿武咲休場のあおりで翔猿が繰上げで照ノ
富士と対戦した。翔猿が活躍したのは2020年
九月場所、新入幕のときである。関脇正代と
優勝を争い、千秋楽正代をあわやのところ
まで追い込んだ。

そのときの勢いはないが、照ノ富士が万全で
ないとみるやかく乱相撲で相手に相撲を取ら
せない戦法にでた。だが、照ノ富士は少しも
あわてることなく、最後がっちりつかまえて
極め出した。

<照ノ富士、翔猿を極め出す>

2敗玉鷲は遠藤と対戦した。玉鷲はいつも
通り突いて出た。遠藤うまくたぐるとその
まま一気の出足で圧倒した。玉鷲は元気なの
だろうが、勝負は別モノということか。

<玉鷲、遠藤に敗れる>

同じく上位2敗の隆の勝が大関御嵩海と対戦
した。相手が大関なので思い切ったあたりで
いっぺんに寄り切った。隆の勝の底力をみせ
た一番となった。上位でただ一人2敗となっ
た。

<隆の勝、御嶽海を圧倒>

先場所組まれなかった正代対阿炎戦が実現
した。相撲は、正代が果敢な攻めで押し出し
た。2勝6敗の正代らしからぬ相撲で完勝
した。気合がちがった。積極的で鋭い攻めが
できれば終盤は面白くなる。

<正代、阿炎に完勝>

ここまでの上位の星取りは以下である。

・照ノ富士の最終成績はどうなる。
・大関総崩れで現在12勝15敗。最終成績は
どうなる。
・十一月場所・一月場所組まれなかった正代
対照ノ富士、三月場所組まれなかった正代対
御嵩海は実現するか。
・そして優勝は誰に輝くか。

大相撲はこうしたテーマのなか、10日目・
終盤戦へ突入していく。

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大相撲文化 第五号

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・国技館の西側通路・正面寄り売店
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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