横綱・大関陣でかろうじて優勝圏内にいる
力士は、照ノ富士一人である。その照ノ富士
も3敗とこれ以上負けられないところまで
追い詰められている。この日は豊昇龍との
3敗対戦であった。だが、相撲は右四つ。
これでは調子がもうひとつとはいえ、照ノ
富士の相撲である。寄って出て寄り倒した。
問題は大関陣である。御嶽海は比較的取り
やすい翔猿との対戦であった。落ち着いて
取れば番狂わせの可能性は低い。相撲は、
御嶽海がどんどん前に出て右差し。なおも
出て正面土俵すくい投げで決めた。これで
5勝5敗である。
だが、貴景勝は北勝富士に引いて墓穴を掘っ
た。こうなっては相撲にならない。弱さ負け
である。今場所は貴景勝の押しが通じた相撲
はわずかしかない。押しの威力が弱い貴景勝
では相撲にならない。5勝5敗で終盤を迎え
る。
正代は論外である。若隆景の厳しい相撲に
向こう正面においこまれ、一時はしのいだが、
最後土俵を割った。正代は関脇以下のかっ
こうの餌食になっているように映る。関脇
以下は自信をもって正代と対戦している。
正代は3勝7敗と負け越し寸前である。
これで3大関はトータル13勝17敗だからひど
すぎる。
看板に偽りあり
大関とは名ばかり
大関の実力なき大関陣
番付大関、実力関脇
終盤突入前に優勝圏内大関はいない。大関
総崩れが大相撲をつまらなくしている元凶で
ある。