大相撲

■22夏10日目 大相撲をつまらなくしている元凶

横綱・大関陣でかろうじて優勝圏内にいる
力士は、照ノ富士一人である。その照ノ富士
も3敗とこれ以上負けられないところまで
追い詰められている。この日は豊昇龍との
3敗対戦であった。だが、相撲は右四つ。
これでは調子がもうひとつとはいえ、照ノ
富士の相撲である。寄って出て寄り倒した。

<照ノ富士、豊昇龍を退ける>

問題は大関陣である。御嶽海は比較的取り
やすい翔猿との対戦であった。落ち着いて
取れば番狂わせの可能性は低い。相撲は、
御嶽海がどんどん前に出て右差し。なおも
出て正面土俵すくい投げで決めた。これで
5勝5敗である。

<御嶽海、翔猿に勝って5勝5敗>

だが、貴景勝は北勝富士に引いて墓穴を掘っ
た。こうなっては相撲にならない。弱さ負け
である。今場所は貴景勝の押しが通じた相撲
はわずかしかない。押しの威力が弱い貴景勝
では相撲にならない。5勝5敗で終盤を迎え
る。

<貴景勝、北勝富士に敗れて5勝5敗>

正代は論外である。若隆景の厳しい相撲に
向こう正面においこまれ、一時はしのいだが、
最後土俵を割った。正代は関脇以下のかっ
こうの餌食になっているように映る。関脇
以下は自信をもって正代と対戦している。
正代は3勝7敗と負け越し寸前である。

<正代、若隆景に敗れ3勝7敗>

これで3大関はトータル13勝17敗だからひど
すぎる。
看板に偽りあり
大関とは名ばかり
大関の実力なき大関陣
番付大関、実力関脇
終盤突入前に優勝圏内大関はいない。大関
総崩れが大相撲をつまらなくしている元凶で
ある。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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