帰りは雨となった2日目。五月場所は例年
より雨が多くなりそうである。
先場所12勝の若隆景の2日目の対戦相手は
これまで5連勝と負けなしの玉鷲である。
しかし、勝っているほうは、今度は負ける
のではという心理が働くことがある。やはり、
勝負はやってみないとわからない。若隆景
踏み込んで出るも玉鷲突いて対抗。さらに
若隆景出ようとするところを玉鷲が突き落と
して、若隆景はばったりと手をついて倒れた。
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ベテラン玉鷲は若々しくはつらつとした相撲
をみせることがある。普通なら老練な相撲
でもおかしくない。だが突き押しはいささか
も衰えていない。それにしても若隆景は要注
意でない相手に負けたのは痛い。
場所前の土俵の目撃者で、若隆景はまだコン
スタントに2ケタ勝てる地力はないと書いた。
関脇・小結の常連だった御嶽海でさえ、上位
で2場所連続2ケタが2回あるだけだ。若隆
景は勝敗にこだわらず、とにかく自分の相撲
を取ることである。
照ノ富士の2日目の対戦相手は高安である。
照ノ富士が高安を苦手としたのは関脇までで
ある。大関・横綱になってからは4勝と負け
ていない。相撲はあたりあって右四つ。両力
士上手が取れず。高安気をみて巻きかえて
もろざし。照ノ富士両腕かかえ、つぶすよう
な小手投げを決めた。今日の照ノ富士は気合
が違った。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/220509二日目幕内-1016-e1652100494136.jpg)
初日唯一の横綱・大関で勝利した御嶽海。
2日目はこれまで負けたことがない豊昇龍。
先に突き上げたのは豊昇龍。御嶽海逆襲する
も、豊昇龍おっつけて出て押し出した。御嶽
海はもろかった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/220509二日目幕内-823-e1652100520340.jpg)
琴ノ若は正代と攻め合いしのぎあいのなか
から紙一重で勝った。琴ノ若は着実に力を
つけてきた。琴ノ若対照ノ富士、琴ノ若対
御嶽海が楽しみになってきた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/220509二日目幕内-947-e1652100545318.jpg)
2日目を終えて横綱・大関に2勝がいなく
なった。この状態だと関脇以下でも自分も
優勝のチャンがあると思っても不思議では
ない。横綱・大関は関脇以下の引き立て役に
なってはいけない。