引き続き千秋楽を迎えて優勝圏内が関脇以下
の場所をみていこう。
平成30年一月場所、横綱白鵬・稀勢の里は
休場。横綱鶴竜、大関豪栄道・高安が出場。
そんななか、前頭3枚目の栃ノ心が初日から
6連勝。7日目、鶴竜に敗れたもののその後
も連勝。10連勝していた鶴竜はその後4連敗。
14日目栃ノ心が勝って優勝が決定した。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/04/180128千秋楽表彰-037-e1651014115613.jpg)
相撲仲間の娘さんが熱烈な栃ノ新ファンで
あったので、その喜びは最高潮であった。
栃ノ心は千秋楽も勝って14勝1敗で初優勝
した。
平成30年七月場所、鶴竜・白鵬・稀勢の里の
3横綱は休場。新大関の栃ノ心も休場。大関
豪栄道・高安のみ出場だから誰にでも優勝
チャンスはありえる場所だった。そんななか、
関脇御嶽海は初日から連戦連勝。11日目は
1敗したものの、追走がなく、14日目に優勝
が決まってしまった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/04/180722千秋楽表彰-1184-e1651014220500.jpg)
千秋楽は平幕の3敗豊山と大熱戦を展開した
が、惜敗し、13勝2敗となった。思えば御嶽
海が照ノ富士とともに関脇以下3回優勝と
いうタイ記録をつくる最初の優勝であった。
令和元年五月場所、平幕中位の朝乃山が勝ち
上がってきた。12日目から上位と対戦した。
玉鷲には力負けした。13日目は大関復帰を
目指す関脇栃ノ心と対戦した。勝負はもつれ
た。土俵際栃ノ心の足が俵の上か踏み越しが
あったどうかである。前者なら栃ノ心、後者
なら朝乃山の勝ちである。物言いの協議は
とてつもなく長引いた。西土俵から白房下
土俵の勝負であったため、角度的に見えにく
かったためである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/04/190524十三日目幕内-952-e1651014137333.jpg)
結局、西の審判の決定のみで決まった節が
あった。朝乃山の勝ちであった。このとき
筆者は正面マス席Bで観戦していたが、確か
に正面ではわかりにくかった。ただ、栃ノ心
は、踏み越しはないという表情だった。ビデ
オを見た限りでは踏み越していないように
見えた。一人の審判に委ねるのではなく、
一時預かりとして、審判全員で後ほどビデオ
を検証して判断してもよかったと思う。
朝乃山は14日目大関豪栄道に勝ち、3敗横綱
鶴竜が負けたため、優勝が決定した。千秋楽
はアメリカ大統領トランプ氏が観戦にくる
ので大騒ぎの日となった。朝乃山は御嶽海に
馬力負けして12勝3敗に終わった。栃ノ心戦
の1勝は大きかった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/04/190526千秋楽表彰-432-e1651014237218.jpg)
ほかに関脇以下の優勝争いに以下がある。
令和元年九月場所 優勝関脇御嶽海
令和2年一月場所 優勝幕尻徳勝龍
令和3年三月場所 優勝関脇照ノ富士
令和4年三月場所 優勝関脇若隆景
この辺りは記憶に新しいので割愛させていた
だきます。長きにわたるご愛読まことにあり
がとうございました。
なお、稀勢の里結婚の記事がスポーツニッ
ポン一面に掲載されました。