大相撲

朝乃山の復帰

2022年4月23日

朝乃山が土俵から姿を見せなくなって久しい。
厳密には2021年五月場所の12日目からである。
きたる五初場所まで出場停止が続くから1年
以上になるわけである。

朝乃山が出場停止になった理由は以下である。
・コロナ禍での外出禁止期間に何度もキャバ
クラに通ったこと
・虚偽報告及び口裏合わせがあったこと
・大関としての自覚がないと判断されたこと
そのため、異例の6場所出場停止となった。

<当時の日刊スポーツ>

この処罰は厳しすぎるという意見は多々出た。
確かに巡業を休んでモンゴルでサッカーを
した朝青龍は3場所出場停止だった。野球
賭博にかかわった力士は琴光喜以外1場所
出場停止だった。最近では賭博にかかわった
英乃海は1場所出場停止だった。

朝乃山の復帰は通常開催の七月場所からで
ある。番付は三段目が予想される。朝乃山は
幕内復帰が果たせるのだろうか。さらに大関
復帰はできるのだろうか。

<2021年5月11日目 隆の勝に勝利後休場>

同じ出場停止の阿炎が復帰し、同じく竜電も
三月場所十両優勝して幕内をうかがえるよう
になってきた。ただし、彼らは3場所出場
停止であった。朝乃山は倍の6場所である。
気力やモチベーション、相撲勘はどうなのか。
もっとも朝乃山が幕下に落ちれば史上最強の
幕下になる、と言われてきた。

ケガで序二段まで番付を下げた照ノ富士は、
大関に復帰どころか横綱にまで昇進した。
栃ノ心はケガで幕下まで番付を下げたが、
幕下優勝-幕下優勝-十両優勝-十両全勝
優勝で幕内に復帰した。そして優勝もし、
大関に昇進した。こうした前例があるのだか
ら、ケガがない朝乃山はいっそう奮起しなく
てはおかしい。

<朝乃山>

朝乃山のいない土俵はやはり寂しかった。
七月場所では再び雄姿をみせていただきたい。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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