炎鵬が十両に落ちて久しい。2020年一月場所
からになるので1年と1場所になる。十両で
活躍しているかというとそうでもない。十両
落ちしての成績は32勝43敗30休である。休場
は新型コロナウイルスによる部屋ごと休場に
よるものである。十両落ち7場所のうち勝ち
越しは2場所であり、番付を下げている。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/02/220117九日目十両-125A-e1645849856482.jpg)
落ちたら落ちたところの相撲しか取れない
というが、炎鵬は十両でも勝てなくなって
いった。このままではいつ幕下に落ちても
おかしくない流れである。炎鵬はなぜ勝て
なくなってしまったのか。
炎鵬は100キロくらいの軽量力士である。対戦
相手は150キロ以上の重量級が多い。おまけに
相手はもぐらせず、落ち着いて圧倒する相撲が
多い。こういう相撲を取られると体力負けを
きっする。炎鵬が勝つときはやはり相手を正面
におかないケースが多い。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/02/200115四日目幕内-774-e1645849883298.jpg)
幕内で活躍していたときは相撲がはつらつと
していた。苦戦することはあっても、ひ弱な
感じは少なかった。大関朝乃山・豪栄道を倒し
たことがあった。阿炎を力強く土俵の外に運び
出したこともあった。そうした相撲は遠くなっ
てしまった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/02/200124十三日目幕内-1167-e1645849904198.jpg)
今の相撲は、わりとまともにいくケースが目立
つ。そして体力負けをする。その繰り返しが
多い。負けるにしても工夫が必要である。本来
小兵の炎鵬は何をやってもいいのである。
炎鵬はまだ27歳である。晩年ではない。なに
より勝ってやろうという意気込みが薄くなった。
このまま終わってはあまりにも寂しすぎる。
見たいのは復活した炎鵬である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/02/200120九日目幕内-1126.jpg)
温かい日です。 。
興味深いテーマをこれからもお届けします。