序ノ口、序二段、幕下の各段の優勝が決まっ
た13日目。幕内の優勝争いは思いもかけぬ
三つ巴戦となった。その中で、2敗同士で
御嶽海対阿炎戦が組まれた。いわば星のつぶ
し合いである。前日の敗戦を引きずっていな
いか御嶽海。勢いにのり、調子をあげてきて
いる阿炎。この日の観客は御嶽海対阿炎戦を
生で見にきている。これを見逃すようでは
何しに国技館に来たのかということになり
かねない。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220121十三日目幕内-1046-e1642768792267.jpg)
激突の瞬間がきた。両力士あたって激しく
突き合い。御嶽海まさって出る。阿炎が引く
ところ一気に出て青房下土俵、押し出した。
御嶽海の勝因はパワーで上まわったことで
ある。そのため、阿炎の突きが生かせなかっ
た。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220121十三日目幕内-1066-e1642768814285.jpg)
前日土俵下に飛び出した際、照ノ富士のひざ
が心配された。懸念材料だった。13日目の
対戦相手は圧力をかけてくる隆の勝である。
相撲は、照ノ富士が踏み込んで腕をたぐって
くずして寄り切った。ひざの影響はなく、
まったく隆の勝を寄せつけなかった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220121十三日目幕内-1178-e1642768888502.jpg)
2敗照ノ富士は14日目阿炎戦となった。優勝
争いからいうと、仮に阿炎が優勝するとした
ら横綱戦がないのではおかしなことになる。
優勝を争っている力士同士を対戦させる。
これはこれでいい。その反面照ノ富士対正代
戦は失われた。今場所も取組編成のまずさを
露呈した。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220121十三日目幕内-1190-e1642768865776.jpg)
御嶽海は14日目なんと宝富士とである。照ノ
富士と同じ伊勢ヶ濱(元旭富士)部屋という
ことで、援護射撃ということなのか。しかし、
御嶽海はまだ関脇隆の勝と対戦していない。
関脇同士の対戦がないなんておかし過ぎる。
取組編成は支離滅裂である。後味の悪い場所
になりそうである。
最初の一番から観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。