大相撲

■秋8日目 玉鷲あと一歩及ばず、照逆襲

玉鷲が照ノ富士を東土俵に追い込んだ。観客
が思わず悲鳴をあげたほどのピンチだった。
あと一歩及ばず逆襲にあい勝つまでにはいた
らなかった。照ノ富士本人のなかではそれ
ほど危ないという意識はなかったかもしれ
ない。終始落ち着いていた。あわてて反撃に
出たわけではなかった。照ノ富士はこれで
先場所に続き、ストレートで給金を直した。

<照ノ富士危うし>

今の照ノ富士は幕内最強である。と同時に
照ノ富士を脅かす存在がいない。落ち着いて
相撲を取れる環境ともいえる。新横綱である
ことを懸念した見方があったが、まるで感じ
させないし、ここまできたら影響はないと
いっていいだろう。9日目は大栄翔戦である。
妙義龍が勝ち越したら照ノ富士戦はあるのだ
ろうか。

<ピンチをしのいだ照ノ富士が
玉鷲を寄り切る>

正代は新鋭琴ノ若と対戦した。正代、出足
早に攻めたが、右上手を取った琴ノ若が土俵
際上手投げで逆転した。正代は3敗目となり、
4敗貴景勝とさほど差がない成績となった。
正代はこのままクンロク・ハチナナ大関に
成り下がってしまうのか。その正代が9日目
1勝7敗の千代翔馬と対戦するというのだか
ら驚きである。何でこの取組になるのか理解
に苦しむ。

<琴ノ若大関戦初勝利>

貴景勝は大栄翔にあたり勝って押し込んどい
て、はたき込んだ。貴景勝らしさが戻って
きた。これで4勝4敗の五分とした。9日目
は高安戦である。今後照ノ富士、正代、御嶽
海、明生が予想される。あと阿武咲、妙義龍
あたりか。残り7日間で4勝3敗が求められ
る。貴景勝の試練はこれからが本番である。

<貴景勝4勝目>

それにしても横綱・大関で3人では横綱・
大関リーグ戦は3番とさびしい数字になる。
残念ながらこの傾向はこれまでもあったし、
これからも続くことになりそうである。
2020年
九月 1番
十一月0番
2021年
一月 1番
三月 3番
五月 2番
七月 3番

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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