大相撲

■秋4日目 まだまだ続く貴景勝試練の勝負

よくも悪くも最大の注目の的となった貴景勝。
3連敗で迎えた4日目。追い詰められたなか
で、結果次第では今後の行方を決める一番に
なる。そんななかで迎えた対戦相手は幕内
最年少の豊昇龍である。この対戦相手となっ
たのは吉と出るか凶と出るか。観戦するほう
も緊張が走る。

<豊昇龍対貴景勝>

今日の貴景勝は突き押しで攻め立てた。だが
豊昇龍逆襲の突き押し。貴景勝押し返すも
ここで豊昇龍が右下手を取った。だが貴景勝
の動きは止まらない。まわりこみながらもつ
れて体が離れる。豊昇龍が出ようとするとこ
ろを貴景勝がとっさの突き落としで勝負を
決めた。

<1勝した貴景勝>

貴景勝は万全とはいえないが、気迫でのり
きった相撲だった。5日目は琴ノ若戦である。
さらにこの後照ノ富士・正代・御嶽海・明生
戦などを残している。試練はまだまだこれ
からが本番である。

照ノ富士の対戦相手は北勝富士である。照ノ
富士幕内復帰後は6連勝と一方的である。
相撲は、照ノ富士が前に出るも、北勝富士は
踏み留まる。照ノ富士がはたき、北勝富士
残して押し込むように出るも、照ノ富士が
とっさの引き落としを決めた。磐石である。

<北勝富士を退けた照ノ富士>

照ノ富士は安定している。危なげない。そう
させている要因は以下である。
・相手に攻め込ませない
・勝機とばかりあわてて攻めこまない
・腰の構えがくずれない

先場所は14勝1敗で予想を上回る健闘であっ
た。一番一番を大事に取った。その積み重ね
が白星14個となった。照ノ富士がスキのない
相撲を取れた経験は大きい。今も役立って
いる。こうなると照ノ富士に土をつける力士
は誰になるのか。興味はそちらに移行する。

九月場所も15日観戦になります。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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