よくも悪くも最大の注目の的となった貴景勝。
3連敗で迎えた4日目。追い詰められたなか
で、結果次第では今後の行方を決める一番に
なる。そんななかで迎えた対戦相手は幕内
最年少の豊昇龍である。この対戦相手となっ
たのは吉と出るか凶と出るか。観戦するほう
も緊張が走る。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/09/210915四日目幕内-1295-e1631711111435.jpg)
今日の貴景勝は突き押しで攻め立てた。だが
豊昇龍逆襲の突き押し。貴景勝押し返すも
ここで豊昇龍が右下手を取った。だが貴景勝
の動きは止まらない。まわりこみながらもつ
れて体が離れる。豊昇龍が出ようとするとこ
ろを貴景勝がとっさの突き落としで勝負を
決めた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/09/210915四日目幕内-1310-e1631711138531.jpg)
貴景勝は万全とはいえないが、気迫でのり
きった相撲だった。5日目は琴ノ若戦である。
さらにこの後照ノ富士・正代・御嶽海・明生
戦などを残している。試練はまだまだこれ
からが本番である。
照ノ富士の対戦相手は北勝富士である。照ノ
富士幕内復帰後は6連勝と一方的である。
相撲は、照ノ富士が前に出るも、北勝富士は
踏み留まる。照ノ富士がはたき、北勝富士
残して押し込むように出るも、照ノ富士が
とっさの引き落としを決めた。磐石である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/09/210915四日目幕内-1396-e1631711166604.jpg)
照ノ富士は安定している。危なげない。そう
させている要因は以下である。
・相手に攻め込ませない
・勝機とばかりあわてて攻めこまない
・腰の構えがくずれない
先場所は14勝1敗で予想を上回る健闘であっ
た。一番一番を大事に取った。その積み重ね
が白星14個となった。照ノ富士がスキのない
相撲を取れた経験は大きい。今も役立って
いる。こうなると照ノ富士に土をつける力士
は誰になるのか。興味はそちらに移行する。
九月場所も15日観戦になります。
興味深いテーマをこれからもお届けします。