九月場所の番付が発表された。照ノ富士が
横綱に昇進したことで、残った大関の弱体化
が際立ってきた。正代は先場所千秋楽でよう
やく勝ち越すほどである。貴景勝は九月場所
カド番である。九月場所、両大関の優勝争い
は考えにくい。関脇は予想外の3人になった。
朝乃山が大関を降格して関脇に留まっても、
出場停止が決まっているのだから、意味は
ないことになる。そういう意味で実質的関脇
は御嶽海と明生になる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/08/210713十日目幕内-1003.jpg)
小結は高安と逸ノ城となった。関脇で7勝の
高安、2枚目で10勝の逸ノ城、どっちが上か。
成績本位なら逸ノ城だが。前頭上位は空白
地帯とならなかった。その要因は幕内中位
以下で大勝ちの力士が複数でたことが大きい。
特に琴ノ若は上位初挑戦の若手である。上位
に休場がでなければ横綱・大関と対戦する
地位は前頭4枚目の大栄翔までである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/08/210713十日目十両-737.jpg)
7勝8敗の阿武咲、碧山、英乃海、栃ノ心、
輝は半枚落ちとなった。東前頭筆頭1勝4敗
10休の遠藤は10枚下がって東前頭11枚目に、
東前頭4枚目2勝13敗の琴恵光は7枚半下が
って西前頭11枚目に位置した。再入幕は豊山
で、先場所十両優勝の水戸龍の新入幕はなか
った。東前頭16枚目7勝8敗の千代の国を
幕内に残した。
十両は阿炎が東十両5枚目まで番付を戻して
きた。期待の星北青鵬が西十両12枚目に位置
した。勝てなくなってきた炎鵬は東十両11枚
目まで番付を下げてきた。 西十両9枚目が
空白になっている。本来ならここに貴源治が
入るはずだったが、大麻使用によりか解雇に
なった。場所前の引退なら番付に名前が残る
ことはある。しかし、解雇のため、空白と
いう珍しいケースとなった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/08/210715十二日目十両-676-e1630292711756.jpg)
幕下上位に寺沢、平戸海、琴裕将が上がって
きた。十両を狙える。西幕下筆頭の千代嵐は
十両に復帰すれば2013年七月場所以来となる。
ウクライナ出身の獅司が8枚目まで番付を
上げてきた。序ノ口から8場所目でここまで
7場所すべて勝ち越しできている。出場停止
中の竜電は幕下7枚目に位置した。竜電の
出場停止は九月場所も続くことになる。
非常事態宣言のなか、なおかつ感染者数が
減少する見込みがないなか、九月場所番付の
発表となった。
高校野球の兄弟校同士の決勝は見る気がしませんでした。
興味深いテーマをこれからもお届けします。