大相撲の初日・中日・千秋楽は何曜日?日曜に定着したのは昭和29年秋場所から

大相撲の本場所は、初日も中日(なかび/8日目)も千秋楽(15日目)も日曜である。15日間を日曜に始めて日曜に終える形が定まったのは昭和29年の秋場所からで、昭和天皇の喪に服したときを除いて現在まで続いている(下の本文で詳述)。番付発表は月曜が原則で、令和8〜10年の18場所では13場所が初日の13日前だった(例外は2026年2月24日の三月場所=火曜・2027年12月24日の一月場所=金曜)。前売り開始日は土曜になる。

日曜日九州場所2026でいうと
初日日曜11月8日
中日(8日目)日曜11月15日
千秋楽(15日目)日曜11月22日
番付発表月曜が原則10月26日
前売り開始土曜9月19日
日本相撲協会公式の年間日程表に載る令和8年〜令和10年の18場所を数えると、初日が日曜の場所は18場所、千秋楽が日曜の場所は18場所、番付発表が月曜の場所は16場所、前売り開始が土曜の場所は18場所だった(出典=日本相撲協会「年間日程表」/2026年9月27日確認。場所数はこちらで数えた)。九州場所2026(十一月場所・福岡国際センター)の各日は同じ年間日程表により、中日は初日から数えた8日目。その次の初場所2027(一月場所)は初日が1月10日(日)、千秋楽が1月24日(日)。

以下は、この形になるまでの戦後の経緯。相撲記者・田口 通廣が当時の資料と絵ハガキで追った。今後の本場所の日程は大相撲 年間スケジュール(2026〜2028年の18場所)にある。

目次

昭和20年〜30年の本場所|初日と千秋楽の曜日の一覧

スポンサーリンク

昭和24年に15日制が定着してからも、初日と千秋楽が土曜の場所がしばらく残った。日曜〜日曜が毎場所そろうようになったのは、蔵前国技館が完成した昭和29年9月の場所からである。田口が作った表を文字に起こした。

場所(年月)初日千秋楽日数会場
昭和20年6月6月7日(木)6月13日(水)7日被災両国国技館(非公開)
昭和20年11月11月16日(金)11月26日(月)10日被災両国国技館(晴天興行)※1
昭和21年11月11月6日(水)11月18日(月)13日メモリアルホール
昭和22年6月6月1日(日)6月13日(金)10日明治神宮外苑(晴天興行)※2
昭和22年11月11月3日(月)11月14日(金)11日明治神宮外苑(晴天興行)※3
昭和23年5月5月13日(木)5月28日(金)11日明治神宮外苑(晴天興行)※4
昭和23年10月10月15日(金)10月25日(月)11日大阪仮設国技館
昭和24年1月1月12日(水)1月24日(月)13日浜町公園仮設国技館
昭和24年5月5月15日(日)5月29日(日)15日浜町公園仮設国技館
昭和24年10月10月9日(日)10月23日(日)15日大阪仮設国技館
昭和25年1月1月14日(土)1月28日(土)15日蔵前仮設国技館
昭和25年5月5月14日(日)5月28日(日)15日—
昭和25年9月9月17日(日)10月1日(日)15日大阪仮設国技館
昭和26年1月1月14日(日)1月28日(日)15日—
昭和26年5月5月13日(日)5月27日(日)15日—
昭和26年9月9月16日(日)9月30日(日)15日大阪仮設国技館
昭和27年1月1月12日(土)1月26日(土)15日—
昭和27年5月5月11日(日)5月25日(日)15日—
昭和27年9月9月21日(日)10月5日(日)15日—
昭和28年1月1月10日(土)1月24日(土)15日—
昭和28年3月3月8日(日)3月22日(日)15日大阪府立体育館(定例化)
昭和28年5月5月16日(土)5月30日(土)15日—
昭和28年9月9月19日(土)10月3日(土)15日—
昭和29年1月1月10日(日)1月24日(日)15日—
昭和29年3月3月6日(土)3月20日(土)15日—
昭和29年5月5月8日(土)5月22日(土)15日—
昭和29年9月9月19日(日)10月3日(日)15日蔵前国技館(完成)
昭和30年1月1月9日(日)1月23日(日)15日—
昭和30年3月3月6日(日)3月20日(日)15日—
昭和30年5月5月15日(日)5月29日(日)15日—
昭和30年9月9月18日(日)10月2日(日)15日—
出典=田口 通廣 作成の表(下の画像)を当サイトが文字に起こした。日数は田口の表の「日制」。晴天興行の場所は雨の日が休みになり、千秋楽がその分うしろにずれた。雨で興行しなかった日(田口の表の備考)は、※1 昭和20年11月が22日、※2 昭和22年6月が2・5・11日、※3 昭和22年11月が9日、※4 昭和23年5月が13日(途中まで)・16・17・23・24日。初日・千秋楽の日付と曜日は暦で確かめて一致した
昭和20年〜30年の本場所の初日・千秋楽の曜日(田口 通廣 作成)
<昭和20年〜30年の本場所日程と曜日(田口 通廣 作成)>

昭和20年|焼けた国技館での7日間と10日間

昭和20年夏場所は、軍部の命令で開かれた。東京の健在を示すのが目的だった。物資の乏しい時代で、塩・紙・桶・柱がなく、そろえるのはたいへんな苦労をともなった。

場所はわずか7日間。天井をぶち抜かれ、破損した国技館で十両以上の取組が行われ、幕下以下は春日野(元栃木山)部屋でおこなわれた。初日は木曜、千秋楽は水曜だったが、非公開なのであまり関係なかった、と田口は書いている。

昭和20年8月15日に終戦を迎えた。国技館は焼けただれ、応急処置はしたものの、雨の日は興行できなかった。その中で11月に秋場所が開かれた。この場所は16尺の土俵が使われたが、力士からは不評で、1場所で15尺に戻された。千秋楽は日曜の予定だったが、雨で1日順延があり、月曜にずれた。

旧両国国技館の絵ハガキ
<旧両国国技館の絵ハガキ>

昭和21年〜23年|メモリアルホールと明治神宮外苑相撲場

国技館は占領軍に接収され、メモリアルホールと改称された。協会は再三使用を申し入れ、11月に借りられることになった。昭和21年秋場所は13日間の開催で、初日は水曜、千秋楽は月曜だった。

ただ、人気はいまいちだった。これがやがて記者の知恵を借り、優勝決定戦制度、東西制から系統別へ、三賞制度へと展開していくことになった、と田口は書いている。

協会はメモリアルホールの使用を願い出たが、ついに許可されることはなかった。かわりに、接収されていた明治神宮外苑相撲場の使用が許された。明治神宮外苑相撲場の晴天興行は、22年夏場所から23年夏場所まで3場所開かれた。いずれも雨にあい、千秋楽は順延となっている。

明治神宮外苑相撲場の絵ハガキ
<明治神宮外苑相撲場絵ハガキ>

昭和24年|15日制は定着、それでも土曜の初日が残った

15日制が定着したのは、昭和24年の夏場所からだった。ただし、初日と千秋楽の日曜はまだ定着していなかった。初日が土曜、千秋楽が土曜という場所も、しばらくあった。上の表では昭和25年1月、27年1月、28年1月・5月・9月、29年3月・5月がそれにあたる。

昭和29年秋場所から|蔵前国技館の完成で日曜〜日曜に

初日日曜・千秋楽日曜は、いつから定着したのか。田口は「これがおわかりならあなたは相撲通である」と書いている。

答えは、蔵前国技館が完成した昭和29年秋場所からである。ここから始まり、昭和天皇が亡くなられて喪に服したとき以外は、現在にいたっている。

スポンサーリンク
蔵前国技館の絵ハガキ
<蔵前国技館絵ハガキ>

本場所の曜日についてよくある質問

Q. 大相撲の本場所の初日は何曜日ですか?
A. 日曜です。協会の年間日程表に載る令和8年〜令和10年の18場所は、どれも初日が日曜でした(2026年9月27日確認)。九州場所2026の初日は11月8日(日)です。

Q. 中日(なかび)は何日目で、何曜日ですか?
A. 8日目で、日曜です。初日の日曜から数えて8日目が、次の日曜にあたります。九州場所2026なら11月15日です。

Q. 千秋楽は何日目で、何曜日ですか?
A. 15日目で、日曜です。九州場所2026の千秋楽は11月22日(日)です。

Q. 初日と千秋楽が日曜に定着したのはいつからですか?
A. 蔵前国技館が完成した昭和29年秋場所からです。昭和天皇が亡くなられて喪に服したとき以外は、現在まで続いています。それより前にも初日・千秋楽が日曜の場所はありましたが、15日制が定着した昭和24年夏場所の後も、土曜に始まり土曜に終わる場所が入りまじっていました(上の表)。

Q. 番付発表は何曜日ですか?
A. 月曜が原則です。令和8年〜令和10年の18場所では16場所が月曜で、13場所は初日の13日前でした。2026年2月24日(三月場所)は火曜、2027年12月24日(一月場所)は金曜です。九州場所2026の番付発表は10月26日(月)で、初日の13日前です。

関連記事:大相撲 年間スケジュール|2026〜2028年 本場所18場所の日程と会場/番付編成会議とは|九州場所2026の番付発表は10月26日/大相撲九州場所2026 完全ガイド

ブログランキング

当サイトはブログランキングに参加しております。記事をよんでいただいたら、以下バナーをクリックいただくと、ランキングに反映されます、1日1クリックよろしくおねがいします
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

目次