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■名古屋12日目 2強予想を超えた12連勝

大相撲はドラマだ。土俵は人生の縮図。横綱
目指す照ノ富士と休場明けでどこまで取れる
か不安視された白鵬。ともに前日まで11連
勝と無敗の快進撃。予想をはるかに超えた
両雄、12日目はどう戦ったのか。

照ノ富士は同期の明生と対戦した。明生は
これまでもろざしにいくも照ノ富士の小手
投げに屈していた。相撲は明生二本ざしで
いくも照ノ富士は出足よく明生まわり込んで
離れて突き合いとなった。明生後退しながら
二本はいったが、照ノ富士かまわず前に圧力
をかけながら極め出した。照ノ富士の完勝
だった。照ノ富士は一段と強く、たくましく
なった。満身創痍と否定的な見方があるが、
それを超越している。初日から12連勝は初め
てである。

<照ノ富士12連勝>

白鵬の関脇戦が始まった。対戦相手は昨年
(2020年)七月場所に敗れている御嶽海で
ある。今の御嶽海に怖さはない。相撲は右四つ
になった。互いに上手が取れない。御嶽海の
寄りを白鵬下手投げで防いで探り合い。白鵬が
上手を引くと寄って出て勝負がついた。白鵬
は初日から12連勝と脅威の復活劇となった。

<白鵬驚異の復活>

12日目最大の熱戦となったのは高安対霧馬山戦
であった。組み手争いの形のまま膠着状態に
なった。しんぼう比べになった。一度離れたが、
再度同じ形になる。ただ霧馬山が食い下がった
体勢だった。霧馬山が前に出て約3分の相撲に
終止符をうった。高安は7勝3敗2休で白鵬、
照ノ富士、正代に挑むことになる。

<熱戦を制した霧馬山>

白鵬、照ノ富士ともに高安戦を残している。
特に照ノ富士は苦手としているだけにカギ
になる。場所はあと3日、どんな展開と結果
が待っているのか。

【名古屋情報】
伝え聞いたハプニングが2つある。1つは
3日目、愛知県体育館入り口に蜂の巣ができ
かけていた。まだかなり小さく住人はいない
ようであった。長い棒で除去し、殺虫剤で
処理をしたとのこと。もう1つは6日目に
おきた。マス席通路の板が傾いたのである。
一人のお客さんがはまり、発覚した。専門の
方が複数で対応したとのことである。名古屋
は長いが、このようなことは初めてである。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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