5月27日の理事会で竜電の処分は3場所出場
停止となった。新型コロナウイルスの感染
対策ガイドラインに違反したことによるもの
である。ただし、その内容が夫人以外の女性
と25回も逢瀬を繰り返すという、イメージ
ダウンが免れないモノだった。それも妊娠
させて堕胎を迫ったり、金銭で解決しようと
したりと、イメージダウンをさらに深める
結果となった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/06/210328千秋楽幕内-448-e1623726294944.jpg)
これまで竜電を苦労人としてとらえてきた。
序ノ口から38場所かかって十両に昇進した。
だが、十両で右股関節を骨折して途中休場に
陥った。番付は7場所後には序ノ口まで下げ
ていった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/06/20121118八日目幕下十両-687.jpg)
序ノ口では7番目の相撲だけ取って1勝6休
が4場所続いたことがあった。これは序ノ口
で全休すると前相撲からやりなおさなければ
ならなくなるからである。それとともに力士
の養成費が打ち切られないためでもあった。
相撲のすの字も知らない対戦相手にはケガを
させないためにやんわり取っていた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/06/140523十三日目幕下以下-山下右.jpg)
新十両から4年かかって十両復帰を果たした。
前相撲から63場所を要していた。26歳になっ
ていた。再十両から7場所かかり、ようやく
新入幕を果たした。十両では大勝ちはないが
6場所勝ち越しとじわっとあがった。
新入幕は2018年一月場所であった。この場所
敢闘賞を受賞している。この場所阿炎も新
入幕で10勝している。十一月場所初めて上位
に進出した。3横綱は休場で対戦はなかった。
大関戦は高安に勝って1勝2敗、トータル
6勝9敗に終わった。2018年は45勝45敗、
大関戦1勝2敗の成績をあげた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/06/181117七日目幕内-1065高安戦-e1623726338991.jpg)
2019年は竜電にとって変化の年となった。
6場所中4場所が上位であった。五月場所は
技能賞を受賞している。翌場所は小結に昇進
した。横綱戦があったが、鶴竜・白鵬ともに
2戦2敗に終わっている。大関戦は4勝4敗
と互角の成績を残している。この年は43勝
47敗の成績を残した。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/06/190526千秋楽表彰-1369技能しょう-e1623726360360.jpg)
2020年は新型コロナウイルスの影響で三月
場所は無観客開催、五月場所は中止、七月
場所、十一月場所は東京開催となった。竜電
の上位戦は1場所であった。38勝37敗、横綱
戦2敗、大関戦1敗と特に目立った活躍は
なかった。それは2021年も変わらなかった。
2場所出場して10勝20敗で五月場所は全休
した。
竜電は十一月場所復帰する。しかし、出場
停止の理由が理由だけに相撲ファンは素直に
応援する気になれるのか。山梨の英雄は黒い
英雄と化してしまった。
荷物が届きました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。