大阪の相撲仲間にこんな問題を出されたこと
があった。「相山」はなんと読む。あいやま
でしょう。あいやまは家族が応援にきていた
のを2度ほど見ていたし、あいやま以外何が
あるのかなと思っていた。そうすると「そう
ざんと間違える人もいるから」という説明
だった。なるほどと思ったものである。相山
は現在彩の湖として関取を目指している。
そこで読み方が複数あるような四股名を選出
してみた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/02/210113四日目幕下以下-447彩の湖−鈴木-e1613277964819.jpg)
【なんと読む】
碧天 琴砲 獅司 千代大牙 丸勝 荒雄山
千代天富 山藤 雅清 星飛 竜輝 北勝伊
宙風 虎徹 若大根原
碧天はあおぞらと読む。春日野(元栃乃和歌)
部屋の力士である。そらというと空がなじみ
深いが、天にもそらという読みや意味がある。
琴砲はことおおづつと読む。佐渡ヶ嶽(元
琴ノ若)部屋の力士。横綱に大砲(おおづつ)
がいるが、砲1字でもおおづつと読み、おお
づつの意味がある。獅司はししと読む。ウク
ライナ出身で入間川(元栃司)部屋所属で
ある。千代大牙はちよおおがと読む。九重
(元千代大海)部屋の力士である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/02/210115六日目幕下以下-070しし-e1613277982348.jpg)
丸勝はまるしょうと読む。鳴戸(元琴欧洲)
部屋の力士である。部屋には欧勝竜と勝を
しょうと読ませる力士がいる。荒雄山は普通
に読むとこうゆうざんだが、あらおやまと
読む。阿武松(元大道)部屋の力士である。
部屋付きの親方に元若荒雄(わかこうゆう)
の不知火親方がいる。千代天富はちよてん
ふうと読む。九重(元千代大海)部屋の力士
である。山藤はやまとうと読む。本名である。
出羽海(元小城ノ花)部屋の力士である。
雅清はみやびしんと読む。二子山(元雅山)
部屋の力士である。部屋の力士は比較的雅の
1字をつける傾向がある。星飛はせいとと
読む。本名で下の名前である。藤島(元武双
山)の力士である。竜輝はたつきと読む。
下の本名である。大嶽(元大竜)部屋の力士
である。北勝伊はほくとよしと読む。本名
伊藤から1字とったものと推測できる。ただ、
伊をよしという読み方は名乗り(人の名前に
使われる漢字の読み方)によるものである。
八角(元北勝海)部屋の力士である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/02/181124十四日目幕下以下-013若一郎対星飛-e1613278000881.jpg)
宙風はそらかぜと読む。宙(そら)を店名に
しているところはけっこうある。尾車(元
琴風)部屋の力士である。虎徹はこてつと
読む。大嶽(元大竜)部屋の力士である。
虎徹は代々刀をつくって受け継がれた名前
でもある。栃若時代、美声と太鼓の名呼出し
に字は異なるが小鉄がいた。若大根原はわか
おおねはらと読む。本名が大根原(おおね
はら)である。西岩(元若の里)部屋の力士
である。大雄は前名が大根占(おおねじめ)
だったが、だいこんうらないと思われたこと
があった。
【珍名?】
泉川 浪漫 舞蹴 将軍 大当利 宇瑠寅
泉川は峰崎(元三杉磯)の力士である。同時
に泉川は技の名前でもある。常陸山が得意
とし、両腕で相手の腕を抱えてもっていく技
である。土俵からだせばため出しになるが、
今の決まり手にはない。ロマンは漢字で書く
と浪漫である。立浪(元旭豊)部屋の力士で
ある。舞蹴はマイケルという外国人なのかと
思いきや日本人である。二子山(元雅山)
部屋の力士である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/02/210122十三日目幕下以下-094浪漫 対小城ノ浜-e1613278019648.jpg)
将軍、まったくすごい四股名がある。錣山
(元寺尾)部屋の力士である。大当利、幸運
に恵まれそうな四股名である。式秀(元北桜)
部屋の力士である。以前電山(大嶽部屋)が
右肩上りと名のっていた時期があった。宇瑠
寅は特撮のウルトラシリーズを連想させる。
式秀(元北桜)部屋の力士である。
以上、幕下以下の四股名でした。
(この項目終わり)
大地震で目がさめました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。