大相撲

2021年2月幕下以下の四股名あれこれ2

2021年2月14日

大阪の相撲仲間にこんな問題を出されたこと
があった。「相山」はなんと読む。あいやま
でしょう。あいやまは家族が応援にきていた
のを2度ほど見ていたし、あいやま以外何が
あるのかなと思っていた。そうすると「そう
ざんと間違える人もいるから」という説明
だった。なるほどと思ったものである。相山
は現在彩の湖として関取を目指している。
そこで読み方が複数あるような四股名を選出
してみた。

<2021年1月彩の湖(左)対鈴木>

【なんと読む】
碧天 琴砲 獅司 千代大牙 丸勝 荒雄山 
千代天富 山藤 雅清 星飛 竜輝 北勝伊 
宙風 虎徹 若大根原 

碧天はあおぞらと読む。春日野(元栃乃和歌)
部屋の力士である。そらというと空がなじみ
深いが、天にもそらという読みや意味がある。
琴砲はことおおづつと読む。佐渡ヶ嶽(元
琴ノ若)部屋の力士。横綱に大砲(おおづつ)
がいるが、砲1字でもおおづつと読み、おお
づつの意味がある。獅司はししと読む。ウク
ライナ出身で入間川(元栃司)部屋所属で
ある。千代大牙はちよおおがと読む。九重
(元千代大海)部屋の力士である。

<獅司>

丸勝はまるしょうと読む。鳴戸(元琴欧洲)
部屋の力士である。部屋には欧勝竜と勝を
しょうと読ませる力士がいる。荒雄山は普通
に読むとこうゆうざんだが、あらおやまと
読む。阿武松(元大道)部屋の力士である。
部屋付きの親方に元若荒雄(わかこうゆう)
の不知火親方がいる。千代天富はちよてん
ふうと読む。九重(元千代大海)部屋の力士
である。山藤はやまとうと読む。本名である。
出羽海(元小城ノ花)部屋の力士である。

雅清はみやびしんと読む。二子山(元雅山)
部屋の力士である。部屋の力士は比較的雅の
1字をつける傾向がある。星飛はせいとと
読む。本名で下の名前である。藤島(元武双
山)の力士である。竜輝はたつきと読む。
下の本名である。大嶽(元大竜)部屋の力士
である。北勝伊はほくとよしと読む。本名
伊藤から1字とったものと推測できる。ただ、
伊をよしという読み方は名乗り(人の名前に
使われる漢字の読み方)によるものである。
八角(元北勝海)部屋の力士である。

<2018年11月 若一郎対星飛(右)>

宙風はそらかぜと読む。宙(そら)を店名に
しているところはけっこうある。尾車(元
琴風)部屋の力士である。虎徹はこてつと
読む。大嶽(元大竜)部屋の力士である。
虎徹は代々刀をつくって受け継がれた名前
でもある。栃若時代、美声と太鼓の名呼出し
に字は異なるが小鉄がいた。若大根原はわか
おおねはらと読む。本名が大根原(おおね
はら)である。西岩(元若の里)部屋の力士
である。大雄は前名が大根占(おおねじめ)
だったが、だいこんうらないと思われたこと
があった。

【珍名?】
泉川 浪漫 舞蹴 将軍 大当利 宇瑠寅

泉川は峰崎(元三杉磯)の力士である。同時
に泉川は技の名前でもある。常陸山が得意
とし、両腕で相手の腕を抱えてもっていく技
である。土俵からだせばため出しになるが、
今の決まり手にはない。ロマンは漢字で書く
と浪漫である。立浪(元旭豊)部屋の力士で
ある。舞蹴はマイケルという外国人なのかと
思いきや日本人である。二子山(元雅山)
部屋の力士である。

<2021年1月6勝同士の対戦で惜しくも小城ノ浜に敗れた浪漫(左)>

将軍、まったくすごい四股名がある。錣山
(元寺尾)部屋の力士である。大当利、幸運
に恵まれそうな四股名である。式秀(元北桜)
部屋の力士である。以前電山(大嶽部屋)が
右肩上りと名のっていた時期があった。宇瑠
寅は特撮のウルトラシリーズを連想させる。
式秀(元北桜)部屋の力士である。

以上、幕下以下の四股名でした。

(この項目終わり)

大地震で目がさめました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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