5人陽性だが、濃厚接触者として部屋全体が
休場扱いになったため、関取16人、力士65人
休場という異例の場所となった。この数字
だけでも驚きである。スポーツニッポン、
サンケイスポーツ、スポーツ報知が一面で
展開したほどである、そのなかで2021年の
一月場所が始まった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/01/S報知.jpg)
国技館では何人かの相撲仲間に会い、様々な
意見を聞けた。「感染拡大のなか、なにも
国技館にでかけなくても」と家族にたしなめ
られた方。「あまりにも初日直前で非常事態
宣言が出たため、NHKが放送代替にまに
あわなかったため開催に踏み切ったのでは」
と語る者。「これで中止にしたら、これが
前例となって、このあと開催できなくなる
恐れがあった。それでは大相撲そのものが
存亡の危機に陥る」と言う者。各自の意見を
聞けただけでも国技館に来たかいがあった。
取組表を見ると取組開始は9時50分になっ
ていた。13時から観戦したが、かなり三段目
の取組を見ることができた。
幕内注目の取組は大関3番である。
朝乃山対大栄翔
正代対北勝富士
貴景勝対御嶽海
対戦相手としてはいやな相手ばかりである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/01/210110初日幕内-1080-e1610282386509.jpg)
朝乃山は大栄翔の突き押しに後退。上体が
おきたところをさらに大栄翔に攻められ押し
出された。朝乃山は不安なスタートとなった。
正代はパワー相撲の北勝富士に対して果敢に
前に出て寄り切り。目を見張るような出足で
まったく問題にしなかった。
連続優勝を目指す貴景勝は関脇以下の強者
御嶽海が対戦相手である。御嶽海戦について
は場所前こう書いてきた。
貴景勝9(○○●○×○)9御嶽海
対戦成績は優勝決定戦を含んでいる。対戦
成績は五分だが、直近の1年間では貴景勝が
勝ち越している。というより、御嶽海に覇気
がみられない。そのため、九月場所は取組
さえなかった。パワー相撲同士の対戦だが、
御嶽海のやる気次第である。
御嶽海は貴景勝の押しにひるまず、貴景勝は
攻め切れない。御嶽海が軽く引くが動じず
攻めあげるが、貴景勝が引いたところを御嶽
海出て押し出した。貴景勝は痛恨の1敗と
なった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/01/210110初日幕内-1253-e1610282412818.jpg)
多くの休場者を出したばかりでなく、看板で
特別待遇の2大関が初日早々敗れては弱り目
に祟り目となった初日になってしまった。
チケット売り切れの席でも空席が目立ちました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。