大相撲

一月場所開始直前考

2021年1月9日

感染白鵬に続き鶴竜の休場が決定した。来場
所引退をかけるというが、本来なら一月場所
に引退する立場であった。今の鶴竜に横綱
の力はない。横綱は横綱の力がなくなった
とき、引退しか道はない。休場でも横綱の
特別待遇は受けられることになる。鶴竜に
休場はあっても覚悟はなかった。

<鶴竜>

白鵬が健康体で出場できたとしても優勝候補
にはあげにくい。白鵬には根気がなくなった。
昨年の七月場所、連敗するとあっさり休場
した。またしても横綱不在となったが、それ
は番付上のことであって、横綱の力は急速に
失われているのが実態である。

2横綱不在は定着化している。横審の注意は
まったく効力を発揮しなかったわけである。
弱い横綱、物足りない横綱をつくってきた
横審に権威はなかったということになる。
注意は引退勧告の次とはいっても、言葉とし
ては弱かった。

<白鵬>

一月場所は1都3県の非常事態宣言のなかで
行われる。感染拡大は止まらない。東京の
感染者数2447人はケタ違いというしかない。
倒産危機、コロナ難民が増えてきている。
病院は疲弊している。観客50%かつ5000人
上限の開催は、様々な意見はあろうが赤字
拡大を考えれば、やむを得なかった。お茶屋
さんは営業のめどがたたず、1年が経過して
しまった。こちらのほうが心配である。

<一月場所の案内>

中止、無観客の場合、チケットの返金はチケ
ット代だけでは済まない。手数料、ネット
利用などを含めての返金になる。また、購入
店以外でそれを受け持つ箇所では人件費、
送料などがかかる。昨年の無観客となった
三月場所、チケットを購入したコンビニ店に
返金しに行ったが、閉店していたことがあっ
た、という話を聞いた。返金箇所あてに送っ
た方は返金されたのが6月であった。送られ
てきた 郵便振替払出証書を郵便局で換金した
という。返金は簡単な話ではないのだ。

<チケット入れ>

一月場所は入場制限という条件つきで開催
されることになった。換気のため扉を開放
いたします。暖かい服装でお越しください、
と協会のホームページに見られる。協会員は
全員PCR検査を浮けたという。異例の中で
一月場所が始まろうとしている。

一月場所のパンフレットはB4サイズで千円
になりました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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