感染白鵬に続き鶴竜の休場が決定した。来場
所引退をかけるというが、本来なら一月場所
に引退する立場であった。今の鶴竜に横綱
の力はない。横綱は横綱の力がなくなった
とき、引退しか道はない。休場でも横綱の
特別待遇は受けられることになる。鶴竜に
休場はあっても覚悟はなかった。
白鵬が健康体で出場できたとしても優勝候補
にはあげにくい。白鵬には根気がなくなった。
昨年の七月場所、連敗するとあっさり休場
した。またしても横綱不在となったが、それ
は番付上のことであって、横綱の力は急速に
失われているのが実態である。
2横綱不在は定着化している。横審の注意は
まったく効力を発揮しなかったわけである。
弱い横綱、物足りない横綱をつくってきた
横審に権威はなかったということになる。
注意は引退勧告の次とはいっても、言葉とし
ては弱かった。
一月場所は1都3県の非常事態宣言のなかで
行われる。感染拡大は止まらない。東京の
感染者数2447人はケタ違いというしかない。
倒産危機、コロナ難民が増えてきている。
病院は疲弊している。観客50%かつ5000人
上限の開催は、様々な意見はあろうが赤字
拡大を考えれば、やむを得なかった。お茶屋
さんは営業のめどがたたず、1年が経過して
しまった。こちらのほうが心配である。
中止、無観客の場合、チケットの返金はチケ
ット代だけでは済まない。手数料、ネット
利用などを含めての返金になる。また、購入
店以外でそれを受け持つ箇所では人件費、
送料などがかかる。昨年の無観客となった
三月場所、チケットを購入したコンビニ店に
返金しに行ったが、閉店していたことがあっ
た、という話を聞いた。返金箇所あてに送っ
た方は返金されたのが6月であった。送られ
てきた 郵便振替払出証書を郵便局で換金した
という。返金は簡単な話ではないのだ。
一月場所は入場制限という条件つきで開催
されることになった。換気のため扉を開放
いたします。暖かい服装でお越しください、
と協会のホームページに見られる。協会員は
全員PCR検査を浮けたという。異例の中で
一月場所が始まろうとしている。
一月場所のパンフレットはB4サイズで千円
になりました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。