大相撲

■七月3日目 晩年白鵬を脅かす存在なし

白鵬3日目の対戦相手は初日鶴竜を倒した
遠藤である。白鵬もかつて遠藤に腰にくい
つかれ、切り返しを食って裏返しにされた
ことがある。今日の白鵬は左ざしにきた遠藤
を右からおっつけて、そのまま出足よく速攻
で決めた。勢い余って花道までいったのは
余計であった。

まだ3日目だが、白鵬は好調そうである。
ここ3年で白鵬は9回休場していると場所前
に書いた。2018年は4度休場がある。だが、
同時に7回優勝しているのだ。休場明けの
優勝が6回ある。優勝後の休場は5度ある。

大横綱大鵬の晩年は新横綱北の富士、玉の海
が台頭してきた。大鵬の優勝は年1回になっ
た。それでも横綱同士の北玉戦は勝ち越して
いた。また北玉の全勝をストップするなど
意地をみせた。だが、ついに北玉が横綱8場
所目に、大鵬は引退した。

今、白鵬を脅かす横綱はいない。朝乃山が
横綱になればあるいは、という期待がもてる。
ただ、学生出身唯一の横綱、輪島を見てきた
目からいうと輪島の力量にはまだまだ遠いと
言わざるを得ない。輪島は大関のときから
安定し、横綱は時間の問題だった。

それはともかく、朝乃山も好調そうである。
今日の対戦相手は先場所負けている豊山で
ある。朝乃山は圧力をかけ、どんどん前に
出ていき圧倒した。朝乃山がどういう成績で
白鵬とぶつかるのか。両者右の相四つである。
いささか気の早い展開であった。戦いはまだ
始まったばかりである。

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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