大相撲

史上最悪の困難に陥った大相撲

2020年4月10日

新型コロナウイルスはますます拡大している。
東京都周辺をはじめ、大阪、兵庫、福岡では
緊急非常事態宣言が発令する事態になった。
感染は各スポーツ選手に及び開幕のめどが
たたない状況に追い込まれている。それが
相撲界にも及ぶのか。4月9日のスポーツ
ニッポンが力士に初感染者か、と一報を伝え
た。

<4月9日 スポーツニッポンの記事>

4月9日、広報部から報告があった。それに
よると、幕下以下の力士が簡易検査を受け、
4月8日陽性と出たが、9日陰性と病院から
訂正連絡があった。そのため、改めてPCR
検査を受けたとのことである。結果は陽性で
あった。大相撲をとり まく環境は三月場所の
頃よりはるかに厳しく なっている。緊急非常
事態宣言はゴールデン ウィーク明けあたり
までの予定だが、終わりそうもない状況である。

協会員の新型コロナウイルス感染が今後も
心配される。無症状の感染者もいるからやっ
かいである。協会は予防策を強化した。外出
は禁止である。これによって出稽古はでき
なくなる恐れがある。関取一人の部屋、人数
が少ない部屋は十分な稽古とはいかなくなっ
てしまった。問題はつきない。

<4月10日 サンケイスポーツの記事>

協会は五月場所の開催を2週間延期したが、
見込みはまるで立たない。少なくとも観客を
入れて開催するわけにはいきそうもない雰囲
気である。無観客にしても、密集、密閉、
密接は土俵の周辺に存在する。なにより取組
む力士はどうにもならない。

大相撲はこれまで様々な困難を抱えてきた。
国技館の焼失、力士の大量脱退、戦時中戦
後直後の食糧不足、開催地の転々。さらに
野球賭博、八百長発覚もあった。しかし、
今回の新型コロナウイルスはいつおさまる
のかまるで見通しが立っていない。大相撲に
とって史上最悪の困難になりかねない。

非常事態宣言地域からそうでない近県の
パチンコ店へいく事態が発生。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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