大相撲

横綱の連続12勝以上2

輪島が横綱2場所目から27連勝したときは、
敵なしの強さがあった。だが、27連勝目の
貴ノ花戦で指の間を裂傷したことで勢いは
衰えた。このときは4場所連続12勝以上を
達成している。優勝は3回である。その後
2場所連続12勝以上があったが、その後6場
所1ケタ勝利や休場が目立ち不振の時代が
あった。それを経て8場所連続12勝以上を
記録した。優勝は8回目から10回目のときで
ある。このときから本格的な輪湖時代に入っ
ていった。

<輪島>

北の湖は新横綱の場所から43場所連続皆勤の
記録をもつ。この簡に12場所連続12勝以上が
あり、大鵬の11場所連続12勝以上の記録を
更新した。このなかに5連覇があり、優勝は
7回目から14回目のときである。ほかに5場
所連続・4場所連続・2場所12勝以上をそれ
ぞれ2回達成し、にくらしいほど強いと言わ
れた本領を発揮した。

<北の湖>

2代目若乃花と短命三重ノ海は2場所連続
12勝以上があるだけである。ただし若乃花は
4回ある。

優勝31回と大鵬の優勝回数に迫った千代の
富士だが、横綱連続12勝以上になると2ケタ
の数字はなかった。最高は5場所連続12勝
以上が2回、4場所連続が3回、3場所連続
が2回、2場所連続が3回である。なかなか
つながらなかった。5場所連続の中には5連
覇が含まれている。千代の富士は横綱59場所
在位だが、そのうち12勝以上は38回あり、
優勝は29回に及んでいる。

<千代の富士>

一時期千代の富士と優勝を争った隆の里は、
新横綱の場所から3場所連続12勝以上がある。
そのあとは優勝も12勝以上もなく、下降期に
はいっていった。双羽黒は師匠との確執から
横綱を途中で辞める前代未聞のカタチで力士
人生を終了した。横綱在位はわずか8場所で
連続12勝以上は2場所連続があるが、ついに
優勝は 1回もなかった。

北勝海は自己の限界以上の力を発揮した横綱
だが、連続12勝以上の記録には縁が薄かった。
2場所連続が3回あるだけであった。11勝が
7回あり、横綱の連続11勝以上にした場合
8場所連続、6場所連続がある。

がちんこ横綱大乃国は、2場所連続12勝以上
がある。千代の富士が引退した翌場所引退
したが、28歳であった。惜しまれる横綱で
あった。

(この項目続く)

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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