輪島が横綱2場所目から27連勝したときは、
敵なしの強さがあった。だが、27連勝目の
貴ノ花戦で指の間を裂傷したことで勢いは
衰えた。このときは4場所連続12勝以上を
達成している。優勝は3回である。その後
2場所連続12勝以上があったが、その後6場
所1ケタ勝利や休場が目立ち不振の時代が
あった。それを経て8場所連続12勝以上を
記録した。優勝は8回目から10回目のときで
ある。このときから本格的な輪湖時代に入っ
ていった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/04/輪島.jpg)
北の湖は新横綱の場所から43場所連続皆勤の
記録をもつ。この簡に12場所連続12勝以上が
あり、大鵬の11場所連続12勝以上の記録を
更新した。このなかに5連覇があり、優勝は
7回目から14回目のときである。ほかに5場
所連続・4場所連続・2場所12勝以上をそれ
ぞれ2回達成し、にくらしいほど強いと言わ
れた本領を発揮した。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/04/北湖-e1586308478319.jpg)
2代目若乃花と短命三重ノ海は2場所連続
12勝以上があるだけである。ただし若乃花は
4回ある。
優勝31回と大鵬の優勝回数に迫った千代の
富士だが、横綱連続12勝以上になると2ケタ
の数字はなかった。最高は5場所連続12勝
以上が2回、4場所連続が3回、3場所連続
が2回、2場所連続が3回である。なかなか
つながらなかった。5場所連続の中には5連
覇が含まれている。千代の富士は横綱59場所
在位だが、そのうち12勝以上は38回あり、
優勝は29回に及んでいる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/04/千代-e1586308555692.jpg)
一時期千代の富士と優勝を争った隆の里は、
新横綱の場所から3場所連続12勝以上がある。
そのあとは優勝も12勝以上もなく、下降期に
はいっていった。双羽黒は師匠との確執から
横綱を途中で辞める前代未聞のカタチで力士
人生を終了した。横綱在位はわずか8場所で
連続12勝以上は2場所連続があるが、ついに
優勝は 1回もなかった。
北勝海は自己の限界以上の力を発揮した横綱
だが、連続12勝以上の記録には縁が薄かった。
2場所連続が3回あるだけであった。11勝が
7回あり、横綱の連続11勝以上にした場合
8場所連続、6場所連続がある。
がちんこ横綱大乃国は、2場所連続12勝以上
がある。千代の富士が引退した翌場所引退
したが、28歳であった。惜しまれる横綱で
あった。
(この項目続く)
知人は自宅待機です。
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