大相撲

大相撲の屋台骨をゆるがすウイルス

大相撲の五月場所、七月場所が2週間延期に
なった。しかし、これが決定ではなく、便宜
的処置であるのは明らかである。新型コロナ
ウイルスは3月より拡大する一方である。
肺にいたればかなり危険なようである。外出
自粛要請は東京ではすでに出ている。緊急
事態宣言、都市封鎖の言葉まで飛び出した。
プロ野球はいつ開幕できるのか見通しがたっ
ていない。こうした状況では大相撲だって
いつ開催できるか、本当のところ読めない。

協会はあらゆる方法を模索しているのだろう
が、検討してみよう。縮小開催。観客を限定
しての開催である。しかし、これは難しい。
仮に3000人に限定しても、衛生、検温は不可
欠である。これはなんとかできそうだが、
帰るときは一斉である。幕内のトイレ時間は
密着になりかねない。

<日刊スポーツの記事>

三月場所同様無観客開催はどうか。感染が
拡大一途の、今リスクはある。プロ野球選手
や芸能人が感染している今、800人を超える
大所帯の大相撲だけが無傷とはいかない恐れ
がある。ただし、三月場所をのりきったノウ
ハウは生きる。また、放送料は入ってくる。

中止はやむを得ない状況判断に迫られたとき
にありそうである。収入がなく、人件費を
はじめとする固定費の支出だけではプロと
して成り立たなくなる。インドで外出禁止が
とられていることから、暖かくなればおさ
まるとは言い切れなくなっている。

<東京中日スポーツの記事>

さらなる日程変更がありえる。ただ、地方
場所の施設は借り物だし、おさえられない
場合はあり得る。こんなご時勢だから人を
1箇所に集めるイベントが愛知県体育館、
両国国技館で行われるとは考えにくいが。
支出をおさえる必要性から七月場所も東京
開催を予定することも考えられる。七月場所
は中日新聞と共催という問題は残る。

新型コロナウイルスが薬とともにおさまる
のは、時間がかかりそうである。大相撲の
長い歴史にこんな時代がくるなんて想像が
つかなかった。新型コロナウイルスは大相撲
の屋台骨をゆるがしかねない。

大相撲のチケットは未定状態です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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