大相撲

■春8日目 無観客開催場所の行方

2020年3月15日

1敗で大関を目指す朝乃山がまさかの豊山に
負けた。前日苦手の遠藤に勝っておきながら
今日の敗戦である。豊山は徹底的に突っ張っ
て離れて戦った。朝乃山後退のなか、豊山の
左が入ってすくい投げで決めた。豊山は朝乃
山に反撃のスキを与えなかった。朝乃山攻略
の手本のような相撲だった。朝乃山は2敗と
なって、大関は読みにくくなった。

御嶽海は朝乃山に勝った相撲の再現ができ
ない。本来前に出るパワーは鶴竜より上の
はずだが、逆に押し込まれ、一方的に押し
出された。こんなにもろい御嶽海とは思わ
なかった。とても優勝争いができる相撲では
なかった。

全勝白鵬は阿炎を難なくさばいて全勝を守っ
た。上位で全勝は白鵬、2敗が鶴竜、朝乃山、
御嶽海となった。調子をあげてきた白鵬と
2差である。しかし、実際は2差以上の差が
ついている相撲内容である。優勝は白鵬中心
でいく流れである。

誰が白鵬を倒すか。焦点はそこに移る。可能
性が最も高い力士は朝乃山である。対戦は
13日目になりそうである。しかし、朝乃山が
勝つには、すべての手順が最初から最後まで
うまくいった場合という条件付きである。
百戦錬磨の白鵬のほうが上手かもしれない。

千代丸が、熱が下がらず休場となった。新型
コロナウイルスと決まったわけではないが、
心配である。ここまできた無観客開催が途中
で打ち切り、中止になっては中途半端すぎる
し、スッキリしない。新型コロナウイルスで
ないことを願うのみである。

  【大相撲写真館】

無観客開催に懸賞はふさわしくないという意見があった。
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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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